06-f-17
[季節] 仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月)動物季題
[季題] 蛍(ほたる)
[副題] 初蛍(はつぼたる) 蛍火(ほたるび)
蛍狩(ほたるがり) 蛍籠(ほたるかご)
蛍舞う(ほたるまう) 蛍飛ぶ(ほたるとぶ)
恋蛍(こいぼたる) 蛍の夜(ほたるのよ)
源氏蛍(げんじぼたる) 平家蛍(へいけぼたる)
蛍合戦(ほたるがつせん/ほたるがっせん)
水辺に棲み初夏の闇夜にすいすいと青白い光を点滅しながら飛んでいる蛍は美しいばかりでなく神秘的ですらある。
稲作の田圃に農薬散布や生活用水の汚染などにより一時減っていたがその後の農薬や下水道の改善などにより近年再び見かけるようになった。
蛍の名所も少なくなく宇治の蛍合戦など蛍にまつわる伝説も多い。
古来蛍狩りの対象となってきた
のは源氏蛍と平家蛍である。
蛍の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 June haiku a glossary of seasonal words for haiku poets noda yutaka/[季節] 仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月)動物季題[季題] 蛍(ほたる)[副題] 初蛍(はつぼたる)蛍火(ほたるび)蛍狩(ほたるがり)蛍篭(ほたるかご)蛍舞う(ほたるまう)蛍飛ぶ(ほたるとぶ)恋蛍(こいぼたる)蛍の夜(ほたるのよ)源氏蛍(げんじぼたる)平家蛍(へいけぼたる)蛍合戦(ほたるがつせん/ほたるがっせん)▼副題『初蛍』の例句へ▼副題『蛍火』の例句へ▼副題『蛍狩』の例句へ▼副題『蛍篭』の例句へ▼副題『蛍舞う』の例句へ▼副題『蛍飛ぶ』の例句へ▼副題『恋蛍』の例句へ▼副題『蛍の夜』の例句へ 水辺に棲み初夏の闇夜にすいすいと青白い光を点滅しながら飛んでいる蛍は美しいばかりでなく神秘的ですらある。稲作の田圃に農薬散布や生活用水の汚染などにより一時減っていたがその後の農薬や下水道の改善などにより近年再び見かけるようになった。蛍の名所も少なくなく宇治の蛍合戦など蛍にまつわる伝説も多い。古来蛍狩りの対象となってきたのは源氏蛍と平家蛍である。/蛍の俳句 めに残るよしのをせたの蛍哉 松尾芭蕉/蛍の俳句 かそけき火一番蛍さ迷へり 稲福昌一/蛍の俳句 蛍を放ちて茶事の始りぬ 若林柾矢/蛍の俳句 定めなきままに蛍のさ迷へり 長嶺 勇/蛍の俳句 蛍にて賑はふ川も村はずれ 土井木賊/蛍の俳句 蛍来い声には出さず呼んでみる 林雄次郎/蛍の俳句 川浚へして螢の水となり 宇都宮美智子/蛍の俳句 小流に落ちて流るる蛍かな 西村舟津/蛍の俳句 幽と明愁を灯す螢かな 綾井 美/蛍の俳句 忙しく葉裏を往き来昼蛍 加藤ひかり/蛍の俳句 みちのくに蛍の生きる水と土 松岡推月/蛍の俳句 祠の灯消して蛍の闇となる 岡村紀洋/蛍の俳句 掌の中に蛍灯して帰り道 伊藤知子/蛍の俳句 ほうたる来い岸に近付く屋形舟 橋本幸子/蛍の俳句 イベントの準備整ひ蛍待つ 山口美琴/蛍の俳句 貰ひたる螢に闇を作りけり 市原遊亀/蛍の俳句 遠くより蛍も迷ふ童唄 三浦光芳/蛍の俳句 せせらぎの闇へ蛍の天体ショー 池下よし子/蛍の俳句 螢まで時あり混めるカツの店 貫野 浩/蛍の俳句 露天風呂入りて飛び交ふ蛍待ち 北川紀美子/蛍の俳句 蛍呼ぶ歌遠近に親子づれ 松宮育子/蛍の俳句 せせらぎに蛍を招く童うた 新庄一雄/蛍の俳句 闇深し水際の蛍湧きたちぬ 杉橋てつ/蛍の俳句 明滅のほたる合戦闇深し 池下よし子/蛍の俳句 タ螢宇治百間を越えにけり 中島けい一/蛍の俳句 ほうたるの去りて久しき堤かな 橋本幹夫/蛍の俳句 横笛の谷ふるはせて蛍呼ぶ 東 嘉子/蛍の俳句 ほたる火のもつれて深む真闇かな 土屋 勝/蛍の俳句 舟でゆく深山の底の蛍かな 迫間喜美子/蛍川の俳句 海部川源氏蛍に人集ふ 福島二美/蛍川の俳句 星一つ闇深めゆく蛍川 野田ゆたか