09-b-07
[季節] 仲秋(9月) 天文季題
[季題] 名月(めいげつ)
[副題] 今日の月(けふのつき/きょうのつき)
月今宵(つきこよひ/つきこよい)
十五夜(じふごや/じゅうごや)
望月(もちづき) 満月(まんげつ)
明月(めいげつ) 芋名月(いもめいげつ)
旧暦8月15日の月である。
一年中でこの月が最も澄んで美しく名月と呼ばれる。
このころは秋たけなわで秋草・虫の音・夜露・風など風物のたたずまいが一層月を明澄にする。
穂芒を挿し月見団子や新芋などを供えて月を祀ることから芋名月ともいわれる。
お月見はこの十五夜の名月と旧暦9月13日の十三夜の後の月について行われる。
名月の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編 仲秋(9月)の俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句など有季定形・伝統的俳句から抽出しています。編纂者は、大阪清月庵主 清月俳句会主宰の野田ゆたかです。[季節] 仲秋(9月)天文季題[季題] 名月(めいげつ)[副題] 今日の月(けふのつき/きょうのつき)月今宵(つきこよひ/つきこよい)望月(もちづき)十五夜(じふごや/じゅうごや)満月(まんげつ)明月(めいげつ)芋名月(いもめいげつ)▼副題『今日の月』の例句ページへ リンク副題『月今宵』の例句ページへ リンク▼副題『望月』の例句ページへ リンク▼副題『十五夜』の例句ページへ リンク▼副題『満月』の例句ページへ リンク 旧暦8月15日の月である。一年中でこの月が最も澄んで美しく名月と呼ばれる。このころは秋たけなわで秋草・虫の音・夜露・風など風物のたたずまいが一層月を明澄にする。穂芒を挿し月見団子や新芋などを供えて月を祀ることから芋名月ともいわれる。お月見はこの十五夜の名月と旧暦9月13日の十三夜の後の月について行われる。<例句>/名月の俳句 名月や池をめぐりて夜もすがら 松尾芭蕉/名月の俳句 名月や太郎の塔の袖光る 門田窓城/名月の俳句 名月や心遊ばせ詠む一句 加藤哲夫/名月の俳句 手術終ふ眼に名月の至福かな 土井木賊/名月の俳句 戸を開けて名月招き入れにけり 清水恵山/名月の俳句 名月や固く閉ざさる勅使門 及川輝子/名月の俳句 名月にしばし停む静寂かな 橋本幸子/名月の俳句 名月や稜線ゆるく離しつつ 渡辺伝三/名月の俳句 名月の空路を来しと友の笑み 保坂道子/名月の俳句 名月や心いつしか千里まで 松岡推月/名月の俳句 名月やほどなく眠る孫の居て 森戸しうじ/名月の俳句 名月や孤高に光るネオン街 山口広子/名月の俳句 名月のついて来るなる車窓かな 青野春枝/名月の俳句 名月の浜よりひびく太鼓かな 藤戸寿枝/名月の俳句 名月や晩酌二合ゆつくりと 足立山渓/名月の俳句 名月や椅子の二人の動かざる 橋本正勝/名月の俳句 名月を遮る雲のなかりけり 渡邉春生/名月の俳句 名月や引きとどめたき嶺々の景 辻多津子/名月の俳句 歩き来よこの名月の失せぬ間に 野田ゆたか