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[季節] 初夏を主に三夏(5月を主に5月から7月)植物季題
 
[季題] 若葉(わかば)
 
[副題] 若葉雨(わかばあめ) 若葉風(わかばかぜ)
        若葉光(わかばくわう/わかばこう)

    若葉冷(わかばびえ) 若葉山(わかばやま)
    谷若葉(たにわかば) 里若葉(さとわかば) ほか
 
         ※「草の若葉」は別題となる。
 
  副題『若葉雨』の例句へ 副題『若葉風』の例句
  
副題『若葉光』の例句へ 副題『若葉明り』の例句
 
 
 初夏の木々の初々しい葉の総称で常緑樹にも落葉樹にも使われる。
 
 季題「新樹」と同義であるが新樹は木に焦点をおいた言葉であり言葉から受ける感じが少し異なる。
 
 近年若葉光と「光」を付けるのが流行っているが「若葉」というだけで明るい光を感じさせる季題です。
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若葉の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 May haiku a  glossary of seasonal words for haiku poets/[季節] 初夏を主に三夏(5月を主に5月から7月) 植物季題[季題] 若葉(わかば)[副題] 若葉雨(わかばあめ) 若葉風(わかばかぜ)若葉光(わかばくわう/わかばこう)若葉冷(わかばびえ) 若葉山(わかばやま)谷若葉(たにわかば) 里若葉(さとわかば)  など「草の若葉」は別題となる。▼副題『若葉雨』の例句へ▼副題『若葉風』の例句へ▼副題『若葉光』の例句へ▼副題『若葉明り』の例句へ▼副題『若葉冷』の例句へ▼副題『若葉山』の例句へ▼副題『谷若葉』の例句へ▼副題『若葉道』の例句へ▼副題『島若葉』の例句へ▼副題『里若葉』の例句へ▼副題『庭若葉』の例句へ▼副題『宮若葉』の例句へ初夏の木々の初々しい葉の総称で常緑樹にも落葉樹にも使われる。季題「新樹」と同義であるが新樹は木に焦点をおいた言葉であり言葉から受ける感じが少し異なる。近年若葉光と「光」を付けるのが流行っているが「若葉」というだけで明るい光を感じさせる季題である。季題を大切にして一句の働きを季題に語らせたいものです。/若葉の俳句 若葉して御目の雫拭はばや 芭蕉/若葉の俳句 若葉蔭ゆらして掬ふ宗祗水 西ア佐知/若葉の俳句 金環食進み若葉の窓暗め 西村舟津/若葉の俳句 若葉てふ競ふ個性のありにけり 門田窓城/若葉の俳句 盛りあがる若葉が天守押し上げて 近藤清女/若葉の俳句 連休明け若葉漲る御堂筋 長嶺勇/若葉の俳句 御花邸若葉眩しくありにけり 池末あけみ/若葉の俳句 真下より若葉に透かし塔五重 加納幸子/若葉の俳句 早起きの褒美に若葉薫りけり 岩井純子/若葉の俳句 天守閣東西南北若葉して 栗林清瑶/若葉の俳句 ここよりは若葉に埋もる行者道 池田幸恵/若葉の俳句 瑞々し若葉に風の優しけり 梅田澄子/若葉の俳句 目つむりて若葉の声を聞いてみる 柏村陽子/若葉の俳句 読書の眼若葉に移し休めけり 酒井牧人/若葉の俳句 水神に桂の巨木若葉して 田川 栄/若葉の俳句 桜井の青葉茂れる駅舎かな 橋本幹夫/若葉の俳句 一ト色に涌き立つ若葉包む町 加藤ひかり/若葉の俳句 若葉影崩すみ寺の真鯉かな 岸野幸子/若葉の俳句 若葉して峡の細道ほの暗く 岩間れい子/若葉の俳句 清澄の天まで染まるかに若葉 久保田昌子/若葉の俳句 若葉映ゆ五重塔の聳え立つ 佐藤美和子/若葉の俳句 すこやかに若葉に埋れ峡に老ゆ 山口丘刀/若葉の俳句 参道の若葉眩しき日和なり 山口広子/若葉の俳句 読書の目若葉に移し休めけり 酒井牧人/若葉の俳句 遠近の若葉色増す速さかな 水野良子/若葉の俳句 匂い立つ若葉の中に吸込まれ 青木菅子/若葉の俳句 艶やかな若葉に躍る日の光 川上真太郎/若葉の俳句 七色の若葉ふるほど札所かな 中橋京子/若葉の俳句 濃く薄く若葉の色や変りゆく 津田喜美/若葉の俳句 旅心そそる若葉として揺るる 辻多津子/若葉の俳句 山門に立てば寄せ来る若葉の気 野田ゆたか