02-g-01
[季節] 初春(2月) 植物季題
[季題] 梅(うめ)
[副題] 梅の花(うめのはな) 白梅(はくばい)
紅白梅(こうはくばい)梅蕾む(うめつぼむ)
梅ふふむ(うめふふむ)梅一輪(うめいちりん)
枝垂梅(しだれうめ) 梅林(ばいりん)
梅園(ばいえん) 梅の寺(うめのてら)
梅の庭(うめのにわ) 梅の宮(うめのみや)
梅東風(うめごち) 梅香る(うめかをる/うめかおる)
梅日和(うめびより) 野梅(やばい)
梅祭(うめまつり) 梅二月(うめにがつ)
※紅梅・盆梅は別題となります。
寒気のなお厳しい早春に百花に魁て高い香気を放って馥郁と咲き、その気品高い趣と清らかな香りは古くから詩歌に詠まれてきた。
梅は中国原産で日本へは8世紀ごろには渡ってきたとみられる。
『万葉集』には119首もの梅の歌が収められ古くは単に「花」と詠めば桜よりも梅であった。
伝統俳句で単に「梅」と詠めば「白梅」をさすことが多く「紅梅」「盆梅」は別題となる。
紅白の花の梅を対比すると白梅はその気品がよく詠まれ紅梅はその艶やかさ優しさがよく詠まれている。
<参考> 白梅は実を食用にするのに適してをり梅畑・農用梅林で育てられたりするが紅梅の実は食用に適さず観賞用梅林や盆梅仕立てにして愛好される。
梅の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型俳句を取り上げています。清月の所在地 大阪府枚方市[季節] 初春(2月)植物季題[季題] 梅(うめ)[副題] 梅の花(うめのはな) 白梅(はくばい)紅白梅(こうはくばい)梅蕾む(うめつぼむ) 梅ふふむ(うめふふむ)梅一輪(うめいちりん)枝垂梅(しだれうめ)梅林(ばいりん)梅園(ばいえん)梅の寺(うめのてら)梅の庭(うめのにわ)梅の宮(梅の宮)梅香る(うめかをる/うめかおる)梅東風(うめごち)梅日和(うめびより)野梅(やばい)梅祭(うめまつり)梅二月(うめにがつ)※紅梅・盆梅は別題となります。・副題『梅の花』の例句ページ へ・副題『白梅』の例句ページ へ・副題『紅白梅』の例句ページ へ・副題『梅蕾む』の例句ページ へ・副題『梅ふふむ』の例句ページ へ ▼副題『梅一輪』の例句ページ へ ・副題『枝垂梅』の例句ページ へ・副題『梅林』の例句ページ へ・副題『梅園』の例句ページ へ・副題『梅の寺』の例句ページ へ・副題『梅の宮』の例句ページ へ・副題『梅香る』の例句ページ へ・副題『梅東風』の例句ページ へ・副題『梅日和』の例句ページ へ・副題『野梅』の例句ページ へ・副題『梅祭』の例句ページ へ・副題『梅二月』の例句ページ へ 寒気のなお厳しい早春に百花に魁て高い香気を放って馥郁と咲き、その気品高い趣と清らかな香りは古くから詩歌に詠まれてきた。梅は中国原産で日本へは8世紀ごろには渡ってきたとみられる。『万葉集』には119首もの梅の歌が収められ古くは単に「花」と詠めば桜よりも梅であった。伝統俳句で単に「梅」と詠めば「白梅」をさすことが多く「紅梅」「盆梅」は別題となる。紅白の花の梅を対比すると白梅はその気品がよく詠まれ紅梅はその艶やかさ優しさがよく詠まれている。<参考> 白梅は実を食用にするのに適してをり梅畑・農用梅林で育てられたりするが紅梅の実は食用に適さず観賞用梅林や盆梅仕立てにして愛好される。/梅の俳句 梅どつとひらきし朝に合格す 舘野翔鶴/梅の俳句 咲き満つる梅の隙間の空眞青 西ア佐知/梅の俳句 梅疎ら円窓亭は寂びしまま 西村舟津/梅の月夜俳句 淋しさに堪へて句作り梅月夜 岡村紀洋/梅の枝の俳句 みくじ結ふほころび初めし梅の枝 吉野濃菊/梅の俳句 小城てふ梅の仰げる天守閣 門田窓城/梅の俳句 菅公の愛でし梅とて我も愛で 土井木賊/梅の俳句 薬風呂沸かす深山の梅の宿 横田寿賀子/梅の丘の俳句 どの道を行くも南部の梅の丘 水野恵以/梅の俳句 里からも梅ほころびし便り来る 前田卯生/梅の俳句 梅一輸活けて茶室の釜たぎる 姉歯義ひろ/天神梅の俳句 歩を伸ばす奥の天神梅ちらと 小林圭子/梅の山の俳句 不許葷酒碑ありて梅の山 松阪久美子/梅の丘の俳句 万本のさゆらぎもなき梅の丘 竹中三津子/梅の俳句 角まがり我が家の梅の見えて来し 辻多津子/梅咲くの俳句 梅咲いてインクの匂ふ句誌届く 加藤哲夫/梅畑の俳句 木の高さほどよく揃ひ梅畑 山本青水/梅咲くの俳句 梅咲きて君健在の便り受く 飯岡良一/梅盛りの俳句 梅盛り心ほぐるる子規の庭 奥田不二子/梅咲くの俳句 魁に続けとばかり梅咲きぬ 堤 千鶴子/梅ひとひらの俳句 鳥の来て梅の一ひらはらと舞ふ 渡辺伝三/梅の下の俳句 母の声聞こえてきさう梅の下 湯沢正枝/梅ひらくの俳句 成人の記念に植ゑし梅ひらく 山縣伸義/梅の風俳句 水の音残して梅の風となり 藤田深泉/梅咲くの俳句 梅咲くや手擦れに光る牛の顔 足立山渓/梅咲きの俳句 梅咲きて夫との出会ひ思い出し 秋山英身/梅の開く俳句 土佐人の誇る城あり梅開く 川口善美/梅の寒し俳句 大仰に捨て鉢ころげ梅寒し 阿部陽子/梅の風の俳句 待ち合せ逸る心に梅の風 加納幸子/梅の俳句 集ひ来て賑はふ膳に梅一枝 笠井美和子/梅咲かすの俳句 穏やかな里の交番梅咲かす 岸野幸子/梅ほころぶの俳句 風に耐へ梅ほつほつとほころびぬ 岩間れい子/梅の俳句 雨音を傘に集めて梅に佇つ 近藤清女/庭の梅の俳句 庭の梅いつの間にやら満開と 古堂周子/梅便りの俳句 朝刊を開く満開梅便り 川崎孝二/梅の色の俳句 一言で片づけてゐる梅の色 野田ゆたか