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行く春の俳句 行春は大河の如くゆるやかに 野田ゆたか吟詠。春光の俳句 春光を溶きては塗れり塗装工 野田ゆたか吟詠。アカシアの俳句 アカシアの花零れきし碑辺匂ふ 野田ゆたか吟詠。古茶の俳句 古茶の客集りし先を譲り合ふ 野田ゆたか吟詠。若葉風の俳句 動令を腹の底より若葉風 野田ゆたか吟詠。苔の花の俳句 木洩日の影穏やかに苔の花 野田ゆたか吟詠。
野田ゆたかインターネット句集「改元」の第3頁です。詠者は清月庵主です。清月庵・大阪府枚方市。