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宏一撮影／梅花藻

宏一撮影／芙蓉

選句は、作者別に絶対評価を行い各３句以内を抽出して
入会日順に掲示をしています。
出句者間の相対評価は行っていません。

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平成２４年８月　インターネット清月俳句会作品集　主宰　野田ゆたか。。雷の俳句　大雷雨夜泣きした児は深眠り　森戸しうじ。花木槿の俳句　花木槿日々新たなり散歩道　木村宏一。梅花藻の俳句　梅花藻や見る人もなく盛りをり　木村宏一。秋立つの俳句　田園に風のウエーブ秋立ちぬ　木村宏一。酔芙蓉の俳句　石段を踏み外しては酔芙蓉　湯沢正枝。新盆の俳句　新盆の一軒もなき村静か　湯沢正枝。夏燕の俳句　早起きの至福の時や夏つばめ　湯沢正枝。秋の声の俳句　北山の杉を抜け来て秋の声　駒田暉風。蝉時雨の俳句　納骨や大谷祖廟蝉時雨　駒田暉風。夏館の俳句　古九谷の深きみどりや夏館　石崎そうびん。鴎外忌の俳句　舞姫は死語となりしか鴎外忌　石崎そうびん。水羊羹の俳句　湧水に沈めてありぬ水羊羹　石崎そうびん。残暑の俳句　こんなにも残暑が残存するものか　石川順一。ぶどうの俳句　種有りの葡萄昼餉で残しけり　石川順一。秋の俳句　さう言へばまう秋ですね典子の忌　橋本幹夫。大根蒔くの俳句　大根蒔くあの日の君は若かりし　橋本幹夫。新豆腐の俳句　新豆腐母生涯の几帳面　橋本幹夫。原爆忌の俳句　燭消へて並ぶ尖りよ原爆忌　金城博之。夜の秋の俳句　艶放つ厨の床や夜の秋　金城博之。猫じゃらしの俳句　ねこじやらし柵より出でて愛想よし　池下よし子。地蔵盆の俳句　御詠歌のこゑととのひて地蔵盆　池下よし子。終戦忌の俳句　語部の声ほしほしと終戦忌　池下よし子。線香花火の俳句　子ら集ひ線香花火競ひ合ふ　山口美琴。明治草の俳句　廃線のなごりとなりて明治草　山口美琴。アイスクリームの俳句　アイスクリーム好みがありて三世代　山口美琴。天の川の俳句　雲上の小屋の広場や天の川　足立山渓。生身魂の俳句　生身魂はらからはみな喜寿を過ぎ　足立山渓。稲の花の俳句　背筋ぴんと朝の散歩や稲の花　足立山渓。稚児車の俳句　稚児車群がりて咲き人を恋ふ　志村万香。蜘蛛の俳句　女郎蜘蛛金の糸はり紋描く　志村万香。精霊船の俳句　ゆるゆると精霊船を押し出しぬ　志村万香。秋の風の俳句　晩年の月日は速し秋の風　清水恵山。桐一葉の俳句　桐一葉末の娘も嫁ぎけり　清水恵山。送火の俳句　送火や苧殻足しては話しかけ　清水恵山。露草の俳句　側溝に露草の花見え隠れ　筒井省司。蝉の俳句　散歩道足元に落つ蝉哀れ　筒井省司。原爆忌の俳句　つなげ来し燃ゆる聖火や原爆忌　山本正晴。花火の俳句　海峡の花火悲しや壇ノ浦　山本正晴。蝉時雨の俳句　老犬と朝の散歩や蝉時雨　山本正晴。木槿の俳句　落ちてなほ香り残せる木槿かな　堤　千鶴子。立秋の俳句　立秋や倫敦からの熱戦記　堤　千鶴子。阿波踊りの俳句　阿波踊よしこの囃子うねりくる　堤　千鶴子。霊送りの俳句　偲ぶ人星に重ねて魂送る　野田ゆたか。梶の葉の俳句　梶の葉に託す一句の儘ならず　野田ゆたか。盆僧の俳句　盆僧の法話に落ちのあることも　野田ゆたか。Hp管理人　野田ゆたか。