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宏一撮影／紅葉

宏一撮影／光のルネッサンス(大阪)

選句は、作者別に絶対評価を行い各３句以内を抽出して
入会日順に掲示をしています。
出句者間の相対評価は行っていません。

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平成２３年１２月　インターネット清月俳句会作品集　主宰　野田ゆたか。冬の旅の俳句　ぞれぞれに出で立ち決めて冬の旅　森戸しうじ。寒夕焼けの俳句　山裾に沿ひて広がる寒夕焼　森戸しうじ。水鳥の俳句　流れくる堰に水鳥つんと立ち　森戸しうじ。紅葉の俳句　北大路紅葉求めてバスを待つ　木村宏一。聖夜の俳句　水都では光のシンフォニー聖夜かな　木村宏一。冬空の俳句　冬空へ絆照らしてルミナリエ　木村宏一。雪の富士の俳句　穏やかな湖面に雪の富士の貌　湯澤正枝。南瓜の俳句　習はしに習ひ冬至のかぼちや切る　湯澤正枝。賀状の俳句　年賀状書き終へ年を締めくくる　湯澤正枝。聖樹の俳句　仏壇の蝋燭借りて聖樹の灯　駒田暉風。彼岸花の俳句　軒低き南吉生家彼岸花　石崎そうびん。冷まじの俳句　すさまじや弾痕残る鉄兜　石崎そうびん。菊の俳句　懸崖菊父の歳まで後僅か　石崎そうびん。木守柿の俳句　人の背と同じ高さに木守柿　石川順一。北風の俳句　北風と一体化する程で無く　石川順一。寒の菊の俳句　寒の菊白が確かな体躯持ち　石川順一。朝時雨の俳句　朝時雨今朝も貴女の夢を見し　橋本幹夫。湯豆腐の俳句　湯豆腐に影あり摘む箸に影　橋本幹夫。鮟鱇の俳句　鮟鱇の笑つてゐたる鍋奉行　橋本幹夫。銀杏黄葉の俳句　人去りて銀杏落葉の黄金のみ　金城博之。十二月の俳句　十二月うんとうなづくこともあり　金城博之。賀状書くの俳句　賀状書く気骨無骨も顕かな　金城博之。年用意の俳句　年用意丹波黒豆つややかに　池下よし子。新蕎麦の俳句　新蕎麦や越前仕込みの若店主　池下よし子。歳晩の俳句　歳晩や阿国の像の扇舞ふ　池下よし子。湯豆腐の俳句　湯豆腐を好む二人の早夕餉　山口美琴。マスクの俳句　マスクして眼で挨拶の顔となり　山口美琴。南天の実の俳句　吹く風に負けじと重き実南天　山口美琴。白菜の俳句　軽トラに山と白菜積んで去る　足立山渓。蜜柑の俳句　懐メロを聴きつ蜜柑を剥く夕べ　足立山渓。十二月の俳句　億万の長者の夢や十二月　足立山渓。雪虫の俳句　蒼天に雪虫溶けてゆきにけり　清水恵山。山眠るの俳句　山眠る裾に点りし暮しの灯　清水恵山。年の暮の俳句　年の暮部屋のあちこち電子音　清水恵山。落葉道の俳句　かさこそと一人歩きの落葉道　筒井省司。ストーブの俳句　ストーブや重湯ぷつぷつ滾りをり　筒井省司。大晦日の俳句　凡々と暮らす幸せ大晦日　筒井省司。初雪の俳句　初雪や魚の美味い下関　山本正晴。寒さの俳句　天空に星の貼りつく寒さかな　三村長閑。寒しの俳句　いや寒し法事の済める大広間　三村長閑。忘年会の俳句　泣笑ひ酒の癖出て忘年会　三村長閑。冬銀河の俳句　早一年むかへる忌日冬銀河　川村文香。冬の俳句　嵐去り並木は冬の佇まい　川村文香。年送るの俳句　息子との行き交ふメールで年送る　川村文香。冬霞の俳句　塔模糊と遠ざけ古都の冬霞　野田ゆたか。榾明りの俳句　夜咄の今に始まる榾明り　野田ゆたか。鳰の俳句　かいつぶり宿の窓より見て厭きず　野田ゆたか。Hp管理人　野田ゆたか。