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選句は、作者別に絶対評価を行い各３句以内を抽出して
入会日順に掲示をしています。
出句者間の相対評価は行っていません。

ひつぢ 

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平成２２年１２月　インターネット清月俳句会作品集　主宰　野田ゆたか。団栗の独楽の俳句　捨てられて独楽団栗に戻りけり　森戸しうじ。紅葉の俳句　路地ごとに変はる紅葉やランニング　森戸しうじ。紅葉の俳句　渋滞の列に割り込む紅葉かな　森戸しうじ。賀状刷るの俳句　筆書きを写真に変えて賀状刷る　木村宏一。小春日の俳句　小春日に彩り重ね池映ゆる　木村宏一。雪達磨の俳句　雪だるま夢の世界の耀きに　木村宏一。柚子の俳句　甘露煮の俳句　甘露煮の柚子鼈甲色でありにけり　湯澤正枝。冬至の俳句　何時になき日和やさしき冬至かな　湯澤正枝。数え日の俳句　爺婆が預かりし子や数へ日に　湯澤正枝。山茶花の俳句　山茶花の白き花びら道狭め　駒田暉風。年の瀬の俳句　年の瀬やダックスフンドも歩を速め　駒田暉風。年の暮の俳句　仏壇のお鈴磨かむ歳の暮　駒田暉風。紅葉の俳句　将門の首塚静か散り紅葉　酒井牧人。ひつじ田の俳句　*ひつぢ*田の色の濃淡日照雨　石崎そうびん。茸の俳句　老木の裳裾のごとく茸かな　石崎そうびん。濁酒の俳句　煤けたる梁の太さや濁酒　石崎そうびん。炬燵の俳句　炬燵出す出さぬの議論果てし無く　石川順一。一二月八日の俳句　　知覧の俳句　十二月八日の知覧濤高し　橋本幹夫。おでん酒の俳句　ネクタイの一見客とおでん酒　橋本幹夫。冬至の俳句　いそいそと店を畳みし冬至かな　橋本幹夫。一二月の俳句　赤色の鉛筆を買ふ十二月　橋本典子。天皇誕生日の俳句　快晴のあした天皇誕生日　橋本典子。泥葱の俳句　泥葱を良かれと思ふ道の駅　橋本典子。十二月の俳句　あれこれと約束多き十二月　金城博之。枯れ木の俳句　枯木梳く風や学童紺づくめ　金城博之。冬の島の俳句　ふと落ちた阿檀の実一つ島の冬　金城博之。短日の俳句　短日や棟梁の声あらけなく　池下よし子。桜枯るの俳句　蒼天に太陽の塔桜枯る　池下よし子。寒声の俳句　寒声や応援団長反り返る　池下よし子。冬木立の俳句　冬木立しがみつきたるひと葉あり　山口美琴。冬ぬくしの俳句　鳥たちの鳴き交わす樹々冬ぬくし　山口美琴。初雪の俳句　初雪の便り飛騨より届きけり　山口美琴。障子の俳句　煤けたる障子明かりに機織女　足立山渓。山眠るの俳句　眠らんと山は化粧を落としけり　清水恵山。万両の実の俳句　訪う家は確かあの辻実万両　清水恵山。小春日の俳句　小春日や飴切るリズム仲見世に　清水恵山。冬の蝿の俳句　冬の蠅テレビの前を陣取りて　清流令子。煤払の俳句　笹竹や岡崎城の煤払　清流令子。息白しの俳句　息白く内緒話の洩れてをり　野田ゆたか。寒の月の俳句　隣室の気配の去りて寒の月　野田ゆたか。年の夜の俳句　年の夜の一番星へと暮れゆけり　野田ゆたか
。Hp管理人　野田ゆたか。