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      光浴び樹氷舞散る風の道 木村宏一
     靴音の清しく澄める樹氷林
 
       洗濯の白さ耀く四温晴 湯澤正枝
    カラオケを楽しむ時間福寿草
      八年の歳月はやし寒の梅
 
     之だけは家長の務め餅飾る 駒田暉風
     雑煮餅幾つ食べると妻の声
 
    舞台より畏まりたる御慶かな 酒井牧人
    寒牡丹咲き誇るなり宝珠解き
 
      道場に吐く息白し太極拳 石崎そうびん
     山門は風の出口や落葉舞ふ
    人影のうすうす伸びて冬紅葉
 
     年賀受くカナダの妹の晴姿 有馬やよこ
     玄関にただ一輪の寒つばき
     初稽古剪刀の音も軽やかに
 
    円陣をほどき気ままな鴨日和 有馬たく
      銀嶺へ向へる川の梅探る
    野水仙伏せて一夜の夢のあと
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     新年の国旗はためく本庁舎 橋本幹夫
      冬草や閉門早き乃木神社
    身にひとつ宿る生命や冬薔薇
 
     開けるまで夢は大きな福袋 橋本典子
    大寒を笑つてゐたる阿弥陀仏
       男には喉仏有り寒の水
 
    白き息バスよりあふれ街動く 金城博之
   去年今年何か足りぬと思ひつつ
     寒凪の夕に鴎は朱を帯びぬ
 
   いとけなきややの手足や福寿草 池下よし子
    冬の雲千切れちぎれて川渡る
     初空や雑木の空に翳りなし
 
     山茶花の朝の挨拶垣根越し 小島外恵
      息白し登校児達の急ぎ足
     咲きはじむ一日暖か寒紅梅
 
   枇杷の花人知れず咲く盛りあり 山口美琴
 
     山小屋の囲炉裏を囲む国訛 足立山渓
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     初春や日脚に淑気充つ山河 野田ゆたか
     我が町を深く沈めて冬の月
    晴れていて風花舞へる喫煙所
宏一撮影/樹氷A
宏一撮影/樹氷B
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選句は、作者別に絶対評価を行い各3句以内を抽出して
入会日順に掲示をしています。
出句者間の相対評価は行っていません。
これら写真は、出句函のものを複写しました。
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平成22年1月 インターネット清月俳句会作品集 主宰 野田ゆたか。樹氷の俳句 光浴び樹氷舞散る風の道 木村宏一。樹氷林の俳句 靴音の清しく澄める樹氷林 木村宏一。四温の俳句 洗濯の白さ耀く四温晴 湯澤正枝。福寿草の俳句 カラオケを楽しむ時間福寿草 湯澤正枝。寒の梅の俳句 八年の歳月はやし寒の梅 湯澤正枝。餅飾るの俳句 之だけは家長の務め餅飾る 駒田暉風。雑煮餅の俳句 雑煮餅幾つ食べると妻の声 駒田暉風。御慶の俳句 舞台より畏まりたる御慶かな 酒井牧人。寒牡丹の俳句 寒牡丹咲き誇るなり宝珠解き 酒井牧人 。息白しの俳句 道場に吐く息白し太極拳 石崎そうびん。落ち葉の俳句 山門は風の出口や落葉舞ふ 石崎そうびん。冬紅葉の俳句 人影のうすうす伸びて冬紅葉 石崎そうびん。年賀の俳句 年賀受くカナダの妹の晴姿 有馬やよこ。寒椿の俳句 玄関にただ一輪の寒つばき 有馬やよこ。初稽古の俳句 初稽古剪刀の音も軽やかに 有馬やよこ。鴨の俳句 円陣をほどき気ままな鴨日和 有馬たく。梅探るの俳句 銀嶺へ向へる川の梅探る 有馬たく。野水仙の俳句 野水仙伏せて一夜の夢のあと 有馬たく。新年の俳句 新年の国旗はためく本庁舎 橋本幹夫。冬草の俳句 冬草や閉門早き乃木神社 橋本幹夫。冬薔薇の俳句 身にひとつ宿る生命や冬薔薇 橋本幹夫。福袋の俳句 開けるまで夢は大きな福袋 橋本典子。大寒の俳句 大寒を笑つてゐたる阿弥陀仏 橋本典子。寒の水の俳句 男には喉仏有り寒の水 橋本典子。白息の俳句 白き息バスよりあふれ街動く 金城博之。去年今年の俳句 去年今年何か足りぬと思ひつつ 金城博之。寒凪の俳句 寒凪の夕に鴎は朱を帯びぬ 金城博之。福寿草の俳句 いとけなきややの手足や福寿草 池下よし子。冬の雲の俳句 冬の雲千切れちぎれて川渡る 池下よし子。初空の俳句 初空や雑木の空に翳りなし 池下よし子。山茶花の俳句 山茶花の朝の挨拶垣根越し 小島外恵。息白しの俳句 息白し登校児達の急ぎ足 小島外恵。寒紅梅の俳句 咲きはじむ一日暖か寒紅梅 小島外恵。枇杷の花の俳句 枇杷の花人知れず咲く盛りあり 山口美琴。囲炉裏の俳句 山小屋の囲炉裏を囲む国訛 足立山渓。初春の俳句 初春や日脚に淑気充つ山河 野田ゆたか。冬の月の俳句 我が町を深く沈めて冬の月 野田ゆたか。風花の俳句 晴れていて風花舞へる喫煙所 野田ゆたか。Hp管理人 野田ゆたか。