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宏一撮影／花火

和行撮影／刈田の稲架

選句は、作者別に絶対評価を行い各３句以内を抽出して
入会日順に掲示をしています。
出句者間の相対評価は行っていません。

和行撮影／野葡萄

宏一撮影／後の月

これら写真は、出句函のものを複写しました。
写真をクリックすると拡大します。

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平成２０年１０月　インターネット清月俳句会作品集　主宰　野田ゆたか。紅葉の俳句　雨の打つさくら紅葉のうす明り　長嶺　勇。櫨の実の俳句　ちぎる人なく櫨の実の雨しづく　長嶺　勇。秋桜の俳句　秋桜ふる里遠くありにけり　長嶺　勇。芒原の俳句　一望の芒の原や風の波　木村宏一。花火の俳句　河川敷すき間のありて花火かな　木村宏一。こおろぎの俳句　蟋蟀の恋歌冴える夜半かな　木村宏一。金木犀の俳句　何処より香り放ちて金木犀　湯澤まさえ。露の俳句　億の露踏んで仰げる冨士の嶺　湯澤まさえ。鶏頭の花の俳句　鶏頭花石屋の庭にほてい様　湯澤まさえ。秋日和の俳句　秋日和幹事の声の弾みおり　駒田暉風。秋の風の俳句　閉店の貼紙を撫で秋の風　駒田暉風。望月の俳句　栗羊羹切れば昨夜の望の月　駒田暉風。夜長の俳句　ゆらゆらと漁火凪ぎむ夜長かな　岩本和行。野葡萄の俳句　野葡萄の翡翠こぼるる山路かな　岩本和行。秋風の俳句　秋風や破れ屏風の古証文　岩本和行。コスモスの俳句　コスモスに夕日くれない尽しけり　酒井牧人。紅葉の俳句　碑の文字を焙り出し燃ゆ紅葉かな　酒井牧人。山粧うの俳句　天の青輝き浴びて山粧う　酒井牧人。秋野の俳句　牧場の柵閉じられて秋野かな　石崎そうびん。鵜の俳句　船縁の殊に厳しき鵜の序列　石崎そうびん。鵜飼の俳句　橋詰の芭蕉の句碑や鵜飼果つ　石崎そうびん。金木犀の俳句　窓開けばまづ匂ひくる金木犀　有馬やよこ。木犀の香の俳句　たち話木犀の香の零るるまま　有馬やよこ。秋草の俳句　秋草を活ければ風のしきりかな　有馬やよこ。朝露の俳句　朝露を野に光らする葉末かな　有馬たく。萩咲くの俳句　萩咲ける山の神てふ祠あり　有馬たく。秋桜の俳句　暁道の仄かに光る秋桜　有馬たく。秋雨の俳句　秋雨や帽子の鍔にやはらかし　橋本幹夫。虫しぐれの俳句　よもすがら祇園界隈虫時雨　橋本幹夫。柿紅葉の俳句　実の色と同じ色して柿紅葉　橋本幹夫。赤とんぼの俳句　赤蜻蛉夕日の色に染まりけり　高原洋子。新米の俳句　新米を三合炊きてむすびかな　高原洋子。秋の俳句　山の池誰も知らない秋がある　高原洋子。秋の空の俳句　今日もただ秋の空見て夕暮れる　木村玲子。虫の声の俳句　夕食を作つて聞こえる虫の声　木村玲子。秋思の俳句　わが影の夜に延びゆく秋思かな　高柳ゆうこ。鳥渡るの俳句　出港のフェリーの汽笛鳥渡る　高柳ゆうこ。秋うららの俳句　東屋に響く蛇皮線秋うらら　高柳ゆうこ。秋の風の俳句　かさかさと御幣揺らして秋の風　北井古石。長き夜の俳句　長き夜や万年筆の書き心地　北井古石。秋の雨の俳句　やむと見へやまぬとも見へ秋の　北井古石雨。走り蕎麦の俳句　大町は山に囲まれ走り蕎麦　鍛治麦秋。葉鶏頭の俳句　あずみ野の出湯に揺るる葉鶏頭　鍛治麦秋。菊師の俳句　白筆で菊をいたはる菊師かな　鍛治麦秋。秋高しの俳句　鳶が乗る上昇気流秋高し　野田ゆたか。猪の俳句　夜々猪の出てくる道と知らされし　野田ゆたか。紅葉の俳句　一島を染めあげゆける紅葉かな　野田ゆたか。Hp管理人　野田ゆたか。