とき満ちていよよ月の出なりしかな 長嶺 勇
ゆつたりと雲を流して月上る
座に着けば正面にあり望の月
ぶらさがり届かぬ背丈神輿かく 木村宏一
明日香路の畦賑やかに彼岸花
蔓珠沙華赤い茶筅か美しき
秋風や水子供養の風車 駒田暉風
運び来る瀬音も冴えて秋の風
電車去りホームに戻る秋の風
盂蘭盆や樺の皮焚く山家かな 岩本和行
枝豆をどんと茹上げ雨の午後
くつわ虫草屋を揺らし夜もすがら
送火の終はりし跡に箒の目 石崎僧びん
廃線の鉄路捲られ赤のまま
盂蘭盆会唐風であり万福寺
般若寺の苑競り上げて秋桜 野田ゆたか
コスモスが好きで佇む法の庭
コスモスを揺らす寺苑の風清か
選句は、作者別に絶対評価を行い各3句以内を抽出して
入会日順に掲示をしています。
出句者間の相対評価は行っていません。
宏一撮影/案山子(神輿)
宏一撮影/曼珠沙華
和行撮影/轡虫
和行撮影/茗荷の子
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これら写真は出句函からコピーしました。
平成19年9月 インターネット清月俳句会作品集 主宰 野田ゆたか。月の出の俳句 とき満ちていよよ月の出なりしかな 長嶺 勇。月上るの俳句 ゆつたりと雲を流して月上る 長嶺 勇。望月の俳句 座に着けば正面にあり望の月 長嶺 勇。神輿の俳句 ぶらさがり届かぬ背丈神輿かく 木村宏一。彼岸花の俳句 明日香路の畦賑やかに彼岸花 木村宏一。曼珠沙華の俳句 蔓珠沙華赤い茶筅か美しき 木村宏一。秋風の俳句 秋風や水子供養の風車 駒田暉風。秋の風の俳句 運び来る瀬音も冴えて秋の風 駒田暉風。秋の風の俳句 電車去りホームに戻る秋の風 駒田暉風。盂蘭盆の俳句 盂蘭盆や樺の皮焚く山家かな 岩本和行。枝豆の俳句 枝豆をどんと茹上げ雨の午後 岩本和行。轡虫の俳句 くつわ虫草屋を揺らし夜もすがら 岩本和行。送火の俳句 送火の終はりし跡に箒の目 石崎僧びん。赤のままの俳句 廃線の鉄路捲られ赤のまま 石崎僧びん。盂蘭盆の俳句 盂蘭盆会唐風であり万福寺 石崎僧びん。秋桜の俳句 般若寺の苑競り上げて秋桜 野田ゆたか。コスモスの俳句 コスモスが好きで佇む法の庭 野田ゆたか。コスモスの俳句 コスモスを揺らす寺苑の風清か 野田ゆたか。Hp管理人 野田ゆたか。