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  燃え尽きてやがて消えゆく大文字 長嶺 勇
   ふる里の夕のかなかな縁で聞く
      ふる里の山々閑か星月夜
 
    道端に蝉のむくろや秋立ちぬ 木村宏一
  カメラの目通して見やる花火かな
   微笑みて義母逝かれたり天の川
 
     盆太鼓鳴りて提灯火が入る 駒田暉風
    船灯籠淀みで別れ惜しみけり
    汗うかべ乳の香のこし嬰眠る
 
    迎火やいつもどうりに妻戻る 竹松すすむ
     夏の月一足遅れ出ていたり
 
    心地よき湯浴みの肌を夏の月 岩本和行
     蔓草の蔓何処までも夏の空
      刈り倒す藪に紛れて夏蕨
 
     沛然と谷渡り行く緑雨かな 石崎僧びん
       大川の瀬波の音や夏薊
      長押に薙刀のあり夏座敷
 
    星合の下に空けおく席ありて 野田ゆたか
    向日葵や補習授業の子らの声
    亡き父の椅子使ひをり盆の月
選句は、作者別に絶対評価を行い各3句以内を抽出して
入会日順に掲示をしています。
出句者間の相対評価は行っていません。
宏一撮影/蝉
和行撮影/夏の月
和行撮影/夏の空
宏一撮影/花火
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これら写真は出句函からコピーしました。
平成19年8月 インターネット清月俳句会作品集 主宰 野田ゆたか。大文字の俳句 燃え尽きてやがて消えゆく大文字 長嶺 勇。かなかなの俳句 ふる里の夕のかなかな縁で聞く 長嶺 勇。星月夜の俳句 ふる里の山々閑か星月夜 長嶺 勇。蝉のむくろの俳句 道端に蝉のむくろや秋立ちぬ 木村宏一。花火の俳句 カメラの目通して見やる花火かな 木村宏一。天の川の俳句 微笑みて義母逝かれたり天の川 木村宏一。盆の俳句 盆太鼓鳴りて提灯火が入る 駒田暉風。灯籠の俳句 船灯籠淀みで別れ惜しみけり 駒田暉風。汗の俳句 汗うかべ乳の香のこし嬰眠る 駒田暉風。迎火の俳句 迎火やいつもどうりに妻戻る 竹松すすむ。夏の月の俳句 夏の月一足遅れ出ていたり 竹松すすむ。夏の月の俳句 心地よき湯浴みの肌を夏の月 岩本和行。夏の空の俳句 蔓草の蔓何処までも夏の空 岩本和行。夏蕨の俳句 刈り倒す藪に紛れて夏蕨 岩本和行。緑雨の俳句 沛然と谷渡り行く緑雨かな 石崎僧びん。夏薊の俳句 大川の瀬波の音や夏薊 石崎僧びん。夏座敷の俳句 長押に薙刀のあり夏座敷 石崎僧びん。星合いの俳句 星合の下に空けおく席ありて 野田ゆたか。向日葵の俳句 向日葵や補習授業の子らの声 野田ゆたか。盆の月の俳句 亡き父の椅子使ひをり盆の月 野田ゆたか。Hp管理人 野田ゆたか。