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     通知表どうでもいいや夏休 長嶺 勇
     大樟の枝の先まで蝉しぐれ
   鳴き蝉を狙う子見る子ただ一点
 
     咲き上がる空の眩しき立葵 木村宏一
    飲み続け昨日も今日も酔芙蓉
    クマゼミの静まりて杜鳥の声
 
      残照の我に眩しき夾竹桃 駒田暉風
     夾竹桃燃えて校庭声は無し
    雲去りて大向日葵は車庫の上
 
   人波に揉まれ揉まれて花火の夜 竹松すすむ
   見え隠れビルの谷間の花火かな
     祭衣の帯の蝶々が華やげる
 
      草刈りて手拭晒す導水路 岩本和行
    靄晴れて朝草刈りを終えし時
      青蛙たらの棘葉に篭城す
 
    地を這ひて遺跡掘る人夏帽子 石崎僧びん
    老いてなほ願ふことあり星祭
    信長の御殿の址やほととぎす
 
   出迎は地区をあげての花藻かな 野田ゆたか
    藻の花や旅路はるけき俳句道
    梅花藻の流れゆらげる光かな
選句は、作者別に絶対評価を行い各3句以内を抽出して
入会日順に掲示をしています。
出句者間の相対評価は行っていません。
宏一の句の立葵
宏一撮影/天神祭
和行の草刈の句の景
和行の「たら」の句の景
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これら写真は出句函からコピーしました。
平成19年7月 インターネット清月俳句会作品集 主宰 野田ゆたか。夏休みの俳句 通知表どうでもいいや夏休 長嶺 勇。蝉しぐれの俳句 大樟の枝の先まで蝉しぐれ 長嶺 勇。鳴き蝉の俳句 鳴き蝉を狙う子見る子ただ一点 長嶺 勇。立ち葵の俳句 咲き上がる空の眩しき立葵 木村宏一。酔芙蓉の俳句 飲み続け昨日も今日も酔芙蓉 木村宏一。クマゼミの俳句 クマゼミの静まりて杜鳥の声 木村宏一。夾竹桃の俳句 残照の我に眩しき夾竹桃 駒田暉風。花火夾竹桃の俳句 夾竹桃燃えて校庭声は無し 駒田暉風。向日葵の俳句 雲去りて大向日葵は車庫の上 駒田暉風。花火の夜の俳句 人波に揉まれ揉まれて花火の夜 竹松すすむ。花火の俳句 見え隠れビルの谷間の花火かな 竹松すすむ。祭の俳句 祭衣の帯の蝶々が華やげる 竹松すすむ。草刈りの俳句 草刈りて手拭晒す導水路 岩本和行。草刈りの俳句 靄晴れて朝草刈りを終えし時 岩本和行。青蛙の俳句 青蛙たらの棘葉に篭城す 岩本和行。夏帽子の俳句 地を這ひて遺跡掘る人夏帽子 石崎僧びん。星祭の俳句 老いてなほ願ふことあり星祭 石崎僧びん。ほととぎすの俳句 信長の御殿の址やほととぎす 石崎僧びん。花藻の俳句 出迎は地区をあげての花藻かな 野田ゆたか。藻の花の俳句 藻の花や旅路はるけき俳句道 野田ゆたか。梅花藻の俳句 梅花藻の流れゆらげる光かな 野田ゆたか。Hp管理人 野田ゆたか。