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     さやけしや四天王寺の石畳 長嶺 勇

       相輪を仰げば高し鰯雲

     戻り路の御門の先に秋入日
 
 
      背高き息子の嫁と遠花火 森戸しうじ

  さつそうと路地を抜けたる黒日傘

      釈迦山に千年続く法師蝉
 
 
     祭神は攘夷の公家よ萩の宮 野田ゆたか

     推敲の虚をはぐらかし秋扇

  座に着けば下戸にも注がれ月見酒
 
選句は、作者別に絶対評価を行い各3句以内を抽出して
入会日順に掲示をしています。
出句者間の相対評価は行っていません。
平成16年9月 インターネット清月俳句会作品集 主宰 野田ゆたか。さやけしの俳句 さやけしや四天王寺の石畳 長嶺 勇。鰯雲の俳句 相輪を仰げば高し鰯雲 長嶺 勇。秋入日の俳句 戻り路の御門の先に秋入日 長嶺 勇。遠花火の俳句 背高き息子の嫁と遠花火 森戸しうじ。日傘の俳句 さつそうと路地を抜けたる黒日傘 森戸しうじ。法師蝉の俳句 釈迦山に千年続く法師蝉 森戸しうじ。萩の宮の俳句 祭神は攘夷の公家よ萩の宮 野田ゆたか。秋扇の俳句 推敲の虚をはぐらかし秋扇 野田ゆたか。月見酒の俳句 座に着けば下戸にも注がれ月見酒 野田ゆたか。