04-f-03
[季節] 晩春(4月) 動物季題
[季題] 蛙(かはづ/かわず)
[副題] 初蛙(はつかはず/はつかわず) かへる(かえる)
昼蛙(ひるかはづ/ひるかわず)
夕蛙(ゆうかはづ/ゆふかわず)
夜蛙(よかはづ/よかわず)
鳴蛙(なくかはず/なくかわず)
遠蛙(とほかはづ/とおかわず)
牛蛙(うしかはづ/うしかわず)
田圃などで鳴く蛙の声は晩春の田園風景の中でなつかしく思える。
最も鳴き立てるのは繁殖期の雄で鳴いて雌を誘う。
池や沼に多くの蛙がひしめきあって生殖活動を行うがこれを「蛙合戦」と呼ぶ。
都会においても田舎においても古くから人々に親しまれている。
殿様蛙
インターネット俳句歳時記 蛙の俳句 清月俳句歳時記4月の動物俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから文語文・有季定形俳句・伝統俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成12年6月に、インターネット俳句「清月」を創設主宰し現在に至っています。大阪清月庵・枚方市。京都清月庵・木津川市。参加俳句誌・未央・ホトトギス。no da yutaka haiku [季節] 晩春(4月)動物季題[季題] 蛙(かはづ/かわず)[副題] 初蛙(はつかはず/はつかわず) かへる(かえる)鳴く蛙(なくかはず/なくかわず) 遠蛙(とほかはづ/とおかわず)昼蛙(ひるかはづ/ひるかわず)▼副題『初蛙』の例句ページへ リンク▼副題『鳴蛙』の例句ページへ リンク▼副題『遠蛙』の例句ページへ リンク田圃などで鳴く蛙の声は、晩春の田園風景の中でなつかしいものである。最も鳴き立てるのは繁殖期で雄が雌を誘い池や沼に多くの蛙がひしめきあって生殖活動を行うが、これを「蛙合戦」と呼ぶ。都会においても田舎においても古くから人々に親しまれている。▼蛙の俳句 古池や蛙飛こむ水のおと 松尾芭蕉▼蛙の俳句 畦暮れてやがて蛙の夜となりぬ 姉歯義ひろ▼蛙の俳句 城跡の校舎の子らや昼蛙 土屋 勝▼蛙の俳句 神域の池の蛙の動かざる 梅田澄子▼蛙の俳句 曇り日の雨を急かせて夕蛙 土井木賊▼蛙の俳句 丹波路の闇うごかして牛蛙 高橋泉也▼蛙の俳句 通り雨呼ぶ比良裾のタ蛙 橋本正勝▼蛙の俳句 夜蛙や麓と判る生活の灯 奥田不二子▼蛙の俳句 通るたび潜る野壷の昼蛙 山本青水▼蛙の俳句 双手突き何もの申す蛙殿 橘川 重▼蛙の俳句 畷へと出れば蛙の闇深し 前川嘉風▼蛙の俳句 診療所包む峡田の昼蛙 本郷智子▼蛙の俳句 峡一つ蛙の闇に溶け込める 市原遊亀▼蛙の俳句 タ蛙帰宅の足を早やめけり 吉野濃菊▼蛙の俳句 夜蛙に悩まされし田今は無く 迫間喜美子▼蛙の俳句 泰然と畦に構へし蛙かな 橋本幹夫▼蛙の俳句 生業は蛙捕獲と聞かさるる/蛙の俳句 大粒の雨に泣き止む田の蛙 林 雄次郎/蛙の俳句 厨窓のぞき見してる蛙かな 岩間れい子/蛙の俳句 降る雨に負けじと蛙騒ぎけり 湯沢正枝/蛙の俳句 飛び跳ねてぴたりと止まる蛙かな 布野 壽/蛙の俳句 埋められる池の畔の蛙かな 堀江桃雀▼副題『初蛙』の例句へ▼副題『鳴蛙』の例句へ▼副題『遠蛙』の例句へ ▼副題『昼蛙』の例句へ▼副題『夕蛙』の例句へ▼副題『夜蛙』の例句へ