03-g-01
[季節] 仲春(3月) 植物季題
[季題] 木の芽(このめ)
[副題] 芽立ち(めだち) 芽吹(めぶき)
木の芽晴(このめばれ) 木の芽風(このめかぜ)
木の芽雨(このめあめ) 名の木の芽(なのきのめ)
春に芽吹く木々の芽の総称。
木の芽立ちは木の種類・寒暖の違いにより遅速がある。
萌黄色・浅緑色・緑色・濃緑色など萌え出る木々の芽は美しい。
このころに吹く風を木の芽風という。
名前のある木(名の木)は楓・柿などは木の名前を冠して詠む。
※「山椒の芽」「たらの芽」「芽柳」は別題となる。
インターネット俳句歳時記 木の芽の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記[季節] 仲春(3月)植物季題[季題] 木の芽(このめ)[副題] 芽立ち(めだち) 木の芽風(このめかぜ)木の芽時(このめどき) 木の芽吹く(このめふく)副題『木の芽晴』の例句へ▼ 副題『木の芽風』の例句へ副題『木の芽雨』の例句へ副題『銀杏の芽』の例句へ▼ 副題『楓の芽』の例句へ副題『柿の芽』の例句へ▼ 副題『辛夷の芽』の例句へ春に芽吹く木々の芽の総称。木の芽立ちは木の種類・寒暖の違いにより遅速がある。萌黄色・浅緑色・緑色・濃緑色などさまざまに萌え出る木々の芽は美しい。このころに吹く風を木の芽風という。/木の芽の俳句 日の光纏ひて木々の芽吹きけり 稲福昌一/木の芽の俳句 木々の黙解くに個性の芽立ちかな 門田窓城/木の芽の俳句 それぞれの彩を競ひし木の芽かな 飯岡良一/木の芽の俳句 盆栽の手入れ密にす木の芽どき 南部静季/木の芽の俳句 水光る湖畔の並木木の芽立つ 前田甲山/木の芽の俳句 遠く見る雑木林の芽吹きかな 長嶺 勇/木の芽の俳句 鱗片の重ね着厚し木の芽かな 戸本文雄/木の芽の俳句 少年の声は大人び木の芽時 湯沢正枝/木の芽の俳句 大小の木々それぞれの木の芽かな 福島二美/木の芽の俳句 山頂の木々の芽吹きの遅々として 伊藤悦子/木の芽の俳句 芽吹き初む樹々に語らひ苑めぐる 大畠宮子/木の芽の俳句 天守閣仰ぐ高さに木々芽吹く 近藤清女/木の芽の俳句 緋袴に長き束髪木々芽ぐむ 清水恵山/木の芽の俳句 木の芽吹く不動の寺に忘れ数珠 正木和子/木の芽の俳句 鬨の声あぐるが如く木々芽吹く 野田ゆたか/木の芽の俳句 落葉松は芽吹き火口湖玻璃深く 村上唯志/木の芽の俳句 霊泉の溢る札所に沙羅芽吹く 竹中三津子/木の芽の俳句 楢櫟空広げゆく芽の力 野田ゆたか/名の木の芽 名前のある木(名の木)は楓・柿などは木の名前を冠して詠む。※「山椒の芽」「たらの芽」「芽柳」は別題となる。