５月２２日　開催

たかんなの俳句　一鍬にたかんな荒き香を吐けり　西村舟津。燕の俳句　先陣を競ひし早瀬燕飛ぶ　西村舟津。青嵐の俳句　葛橋揺すり吹き上ぐ青嵐　稲福昌一。牡丹の俳句　暮れなずむより牡丹の白極め　稲福昌一。幟の俳句　家船の揚げし小さき幟かな　森本恭生。五月鯉の俳句　伊勢大和振り分け泳ぐ五月鯉　森本恭生。苗の俳句　投げ苗を受け損じたる四つん這へ　長嶺　勇。新緑の俳句　新緑の故郷の山河やさしかり　長嶺　勇。子鹿の俳句　親鹿に足もつれつゝ子鹿蹤く　松山寿美。田植の俳句　伊勢路の俳句　伊勢路はや見渡す限り田植中　松山寿美。風五月の俳句　風五月サイクリングの颯爽と　林雄次郎。チューリップの俳句　群生のチューリップ映ゆ道路橋　林雄次郎。新樹の俳句　水琴窟の俳句　新樹燃ゆ水琴窟の音かすか　野田ゆたか。衣替えの俳句　余生の俳句　何気兼とてなき余生更衣　野田ゆたか。南風の俳句　八幡船雄飛せし海南風吹く　岬忠。馬刀の俳句　忘れ潮光る遠近馬刀を突く　岬忠。２０１４年(平成２６年)５月の同人俳句結社「木津川俳句会の月例句会の開催報告です。句会同人は、有季定形・文語(旧仮名遣い)を以て伝統的手法で俳句を詠んでいます。管理人は、清月庵主・野田ゆたかです。