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11月8日 開催
 
     冬紅葉老の一徹なほ燃ゆる 稲福昌一
     冬に入る重き鎧を着る思ひ
 
 
     村時雨峡の静けさ深めをり 松山寿美
 手をとりて呼べど言と無し木の葉雨
 
 
    明るさを広げ眩しき石蕗の庭 西村舟津
  身に入むや楢枯れゆゆし御所の森
 
 
     唐突に車内ざわめく冬の虹 林 雄次郎
     木枯や夜も電線泣きやまず
 
 
    籾殻の煙に子等のにげまどふ 水野惠以
   山の辺の道なだらかに熟柿落つ
 
 
     残菊の香り悲しき別れかな 野田ゆたか
    選者席詰めて秋寂ぶ句会かな
冬紅葉の俳句 冬紅葉老の一徹なほ燃ゆる 稲福昌一。冬に入るの俳句 冬に入る重き鎧を着る思ひ 稲福昌一。村時雨の俳句 村時雨峡の静けさ深めをり 松山寿美。木の葉雨の俳句 手をとりて呼べど言と無し木の葉雨 松山寿美。石蕗の俳句 明るさを広げ眩しき石蕗の庭 西村舟津。身に入むの俳句 身に入むや楢枯れゆゆし御所の森 西村舟津。冬の虹の俳句 唐突に車内ざわめく冬の虹 林雄次郎。木枯の俳句 木枯や夜も電線泣きやまず 林雄次郎。籾殻の俳句 籾殻の煙に子等のにげまどふ 水野惠以。熟柿の俳句 山の辺の道なだらかに熟柿落つ 水野惠以。残菊の俳句 残菊の香り悲しき別れかな 野田ゆたか。秋寂ぶの俳句 主宰席詰めて秋寂ぶ句会かな 野田ゆたか。2012年(平成24年)11月の同人俳句結社「木津川俳句会の月例句会の開催報告です。句会同人は、有季定形・文語(旧仮名遣い)を以て伝統的手法で俳句を詠んでいます。管理人は、清月庵主・野田ゆたかです。