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8月24日 開催
      嘶きの姿見えざる霧の牧 稲福昌一
   尾根超えて霧の怒涛の逆落とし
 
   父と子に言葉少なきビールかな 西村舟津
     稲の香のどつと溢るる村境
 
   遠雷やハンマー投げの雄叫びか 林 雄次郎
   折れ曲るたびに渦巻く出水かな
 
      丁石の残る細径草は実に 水野惠以
      八人目曽孫生れて朝の蝉
 
     雲は秋甍の火照りまだ強く 松山寿美
    叔父遺骨終戦の日に還り来て
 
     海跨ぐ橋に新涼ありにけり 高橋泉也
 
   盆僧の法話に落ちのあることも 野田ゆたか
    梶の葉に託す一句の儘ならず
 
・・・・・ 選者 西 ア 佐 知 詠 ・・・・・

  夫知らぬ曽孫三人門火焚く
  神座の裾の真清水掬びけり
 
 
 
 
霧の俳句 嘶きの姿見えざる霧の牧 稲福昌一。霧の俳句 尾根超えて霧の怒涛の逆落とし 稲福昌一。ビールの俳句 父と子に言葉少なきビールかな 西村舟津。稲の香の俳句 稲の香のどつと溢るる村境 西村舟津。遠雷の俳句 遠雷やハンマー投げの雄叫びか 林雄次郎。出水の俳句 折れ曲るたびに渦巻く出水かな 林雄次郎。草の実の俳句 丁石の残る細径草は実に 水野惠以。朝蝉の俳句 八人目曽孫生れて朝の蝉 水野惠以。秋の雲の俳句 雲は秋甍の火照りまだ強く 松山寿美。終戦の日の俳句 叔父遺骨終戦の日に還り来て 松山寿美。新凉の俳句 海跨ぐ橋に新涼ありにけり 高橋泉也。盆の俳句 僧の俳句 盆僧の法話に落ちのあることも 野田ゆたか。梶の葉の俳句 梶の葉に託す一句の儘ならず 野田ゆたか。門火の俳句 夫知らぬ曽孫三人門火焚く 西ア佐知。真清水の俳句 神座の裾の真清水掬びけり 西ア佐知。2012年(平成24年)8月の同人俳句結社「木津川俳句会の月例句会の開催報告です。句会同人は、有季定形・文語(旧仮名遣い)を以て伝統的手法で俳句を詠んでいます。管理人は、清月庵主・野田ゆたかです。