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		    嘶きの聞こゆるばかり霧の牧 稲福昌一
  
		     色の未だ整はぬまま冬紅葉
  
		  
		
  
		   大根引く時計回しがよろしいと 松山寿美
  
		       神渡狛犬毬を押へをり
  
		  
		
  
		       農具打つ村に一軒鞴祭 門田窓城
  
		    破鐘の歴史たぐれば黄葉散る
  
		  
		
  
		     小春日や里坊を守る穴太積 西村舟津
  
		      門前町忽ち暗め比叡時雨
  
		  
		
  
		      鷹狩の鷹とし飼れ城の庭 宇都宮美智子
  
		     丸窓に翳して書院紅葉散る
  
		
  
		   今朝の冬ブーツの響き遠ざかる 林  
		雄次郎
  
		  バンカーに小春日和がこぼれ落ち
  
		
  
		  すぐ晴れて片時雨とも日照雨とも 野田ゆたか
  
		      初霜の気配流るる星明り
  
		 
  
		・・・・・ 選者 西  
		ア 佐 知 詠 ・・・・・
  
		
  
		   照紅葉東司につづく畳廊
  
		 黄葉して樹齢の昏さなかりけり
  
		
  
		  
		 
  
		 
  
		  
		  
  
		
	 
	
	
		霧の牧の俳句 嘶きの聞こゆるばかり霧の牧 稲福昌一。冬紅葉の俳句 色の未だ整はぬまま冬紅葉 稲福昌一。大根引の俳句 大根引く時計回しがよろしいと 松山寿美。神渡の俳句 神渡狛犬毬を押へをり 松山寿美。鞴祭の俳句 農具打つ村に一軒鞴祭 門田窓城。黄葉散るの俳句 破鐘の歴史たぐれば黄葉散る 門田窓城。小春日の俳句 小春日や里坊を守る穴太積 西村舟津。時雨の俳句 門前町忽ち暗め比叡時雨 西村舟津。片時雨の俳句 すぐ晴れて片時雨とも日照雨とも 野田ゆたか。初霜の俳句 初霜の気配流るる星明り 野田ゆたか。鷹狩の俳句 鷹狩の鷹とし飼れ城の庭 宇都宮美智子。黄葉散るの俳句 丸窓に翳して書院紅葉散る 宇都宮美智子。今朝の冬の俳句 今朝の冬ブーツの響き遠ざかる 林 雄次郎。小春日和の俳句 バンカーに小春日和がこぼれ落ち 林 雄次郎。照紅葉の俳句 照紅葉東司につづく畳廊 西ア佐知。黄葉の俳句 黄葉して樹齢の昏さなかりけり 西ア佐知。2007年(平成19年)11月の同人俳句結社「木津川俳句会の月例句会の開催報告です。句会同人は、有季定形・文語(旧仮名遣い)を以て伝統的手法で俳句を詠んでいます。管理人は、清月庵主・野田ゆたかです。