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10月18日 開催
    空の紺いよよ深めて黄葉照る 西ア佐知
    松手入済みたる空の広さかな

    時雨きて話の腰を折られけり 
布野 壽
  何もかも巫女がこなして神の留守

      神苑に姿見えずも鹿の声 
松山寿美
  秋惜む塩味まんじゅう土産にして

      松山城載せて城山装へり 
門田窓城
      太陽の塔正面に秋晴るる

     大石の撞かずの鐘の秋寒し 
水野惠以
   萩の句の源五の句碑に萩の散る

    後の月待つ間団子の配らるる 
寺本光堂
    白萩の風花岳寺の句碑にかな

   冷まじき大義に生きし義士の墓 
西村舟津
    峡の日に預け筵に胡麻を干す

    たなごころ揉んで堂守露寒し 
宇都宮美智子
     義士の墓風蕭条と秋暮るる
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       魁けて忠義桜の薄紅葉 稲福昌一
     改易の藩主なほ守る露の墓

     秋晴や錦城の鯱かがやかに 野田ゆたか
  秋ゆくと言えばそれらしき城の庭
 
 
・・・・・ 選者 山 口 正 秋 詠 ・・・・・
 
 城の灯の消されてよりの十三夜
  刃の字も露けし赤穂義士の墓
 
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黄葉の俳句 空の紺いよよ深めて黄葉照る。西ア佐知の俳句 松手入済みたる空の広さかな。時雨の俳句 時雨きて話の腰を折られけり。布野壽の俳句 神の留守の俳句 何もかも巫女がこなして神の留守。鹿の俳句 神苑に姿見えずも鹿の声。松山寿美の俳句 秋惜しむの俳句 秋惜む塩味まんじゅう土産にして。山装うの俳句 松山城載せて城山装へり。門田窓城の俳句 秋晴れの俳句 太陽の塔正面に秋晴るる。秋寒しの俳句 大石の撞かずの鐘の秋寒し。惠似の俳句 萩の俳句 萩の句の源五の句碑に萩の散る。後の月の俳句 後の月待つ間団子の配らるる。寺本光堂の俳句 白萩の俳句 白萩の風花岳寺の句碑にかな。冷まじの俳句 冷まじき大義に生きし義士の墓。西胸舟津の俳句 胡麻を干すの俳句 峡の日に預け筵に胡麻を干す。露寒しの俳句 たなごころ揉んで堂守露寒し。宇都宮美智子の俳句 秋の暮の俳句 義士の墓風蕭条と秋暮るる。薄紅葉の俳句 魁けて忠義桜の薄紅葉。稲福昌一の俳句 露の俳句 改易の藩主なほ守る露の墓。秋晴れの俳句 秋晴や錦城の鯱かがやかに。野田ゆたかの俳句 行く秋の俳句 秋ゆくと言えばそれらしき城の庭。山口正秋の俳句 十三夜の俳句 城の灯の消されてよりの十三夜。露けしの俳句 刃の字も露けし赤穂義士の墓。2003年(平成15年)月の同人俳句結社「木津川俳句会の月例句会の開催報告です。句会同人は、有季定形・文語(旧仮名遣い)を以て伝統的手法で俳句を詠んでいます。管理人は、清月庵主・野田ゆたかです。