9月13日 開催
江南に吹かれ上手な草の笛 水野惠以
解けきらぬ穂芒風に揺れてをり 松山寿美
菱採りの漕ぎし盥の蛇行かな 布野 壽
大風車廻る高きに登りけり 西ア佐知
白露今朝燿よひ止まず芝の露 門田窓城
海よりも澄みし真青の秋の天 宇都宮美智子
水底の砂平らなり水澄めり 寺本光堂
秋潮の対岸峨々と普賢岳 稲福昌一
焼きあげし秋刀魚の音も皿に盛る 野田ゆたか
・・・・・ 選者 山 口 正 秋 詠 ・・・・・
露けしや去来の墓は石一つ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9月20日開催
日本伝統俳句関西支部研修会/城北吟行句会
入選 吉年虹二選
千草咲く句碑に長堤在りにけり 門田窓城
入選 千原叡子選
蘆の根を洗ふわんどにながれあり 野田ゆたか
草笛の俳句 江南に吹かれ上手な草の笛。惠以の俳句 芒の俳句 解けきらぬ穂芒風に揺れてをり。松山寿美の俳句 菱採りの俳句 菱採りの漕ぎし盥の蛇行かな。布野壽の俳句 風車の俳句 大風車廻る高きに登りけり。西ア佐知の俳句 露の俳句 白露今朝燿よひ止まず芝の露。門田窓城の俳句 秋の俳句 海よりも澄みし真青の秋の天。宇都宮美智子の俳句 水澄むの俳句 水底の砂平らなり水澄めり。寺本光堂の俳句 秋の潮の俳句 秋潮の対岸峨々と普賢岳。稲福昌一の俳句 焼きあげし秋刀魚の音も皿に盛る。野田ゆたか。千草の俳句 千草咲く句碑に長堤ありにけり。門田窓城の俳句 芦の俳句 蘆の根を洗ふわんどに流れあり。野田ゆたか俳句 山口正秋の俳句 露けしの俳句 露けしや去来の墓は石一つ。千原叡子選。林直選。吉年虹二選。日本伝統俳句協会関西支部研修会2003年(平成15年)月の同人俳句結社「木津川俳句会の月例句会の開催報告です。句会同人は、有季定形・文語(旧仮名遣い)を以て伝統的手法で俳句を詠んでいます。管理人は、清月庵主・野田ゆたかです。