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8月16日 開催
    色褪せし軍馬の絵馬や終戦日 西ア佐知
     新涼の風の絶へざる四阿に

    草市のものを濡らして通り雨 
松山寿美
      新涼や沖の紺より波生る

     大風車小さな秋を廻しをり 
寺本光堂
       川挟み妹山背山蝉時雨

     星屑の闇に溶けゆく揚花火 
門田窓城
   秋立つや翼下の瀬戸の潮目にも

    灯花会の整へを濡らす盆の雨 
西村舟津
      蜩や春日野杜の神さぶる

    黒々と寝まりし嶺々や星月夜 
宇都宮美智子
     盆休み門を閉ざして診療所

     不意の客木槿にあずけ厨事 
布野 壽
      満願へ残す一寺の秋遍路

     流れゆく雲は真白に風は秋 
稲福昌一
    青空をほしいまゝなる雲の秋
▼次へ
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     配り終へ残る西瓜を提灯に 野田ゆたか
     霊園を一気に冷まし盆の雨
 
 
 
・・・・・ 選者 山 口 正 秋 詠 ・・・・・
 
  竹生島黒くありけり銀河濃し
  底紅の褪せて落ちたる花木槿 
 
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終戦日の俳句 色褪せし軍馬の絵馬や終戦日。西ア佐知の俳句 新涼の俳句 新涼の風の絶へざる四阿に。草市の俳句 草市のものを濡らして通り雨。松山寿美の俳句 新涼の俳句 新涼や沖の紺より波生る。風車の俳句 大風車小さな秋を廻しをり。寺本光堂の俳句 蝉時雨の俳句 川挟み妹山背山蝉時雨。花火の俳句 星屑の闇に溶けゆく揚花火。門田窓城の俳句 立秋の俳句 秋立つや翼下の瀬戸の潮目にも。盆の雨の俳句 灯花会の整へを濡らす盆の雨。西村舟津の俳句 蜩の俳句 蜩や春日野杜の神さぶる。星月夜の俳句 黒々と寝まりし嶺々や星月夜。宇都宮美智子の俳句 盂蘭盆の俳句 盆休み門を閉ざして診療所。木槿の花の俳句 不意の客木槿にあずけ厨事。布野壽の俳句 秋遍路の俳句 満願へ残す一寺の秋遍路。西瓜の俳句 配り終へ残る西瓜を提灯に。野田ゆたかの俳句 盆の雨の俳句 霊園を一気に冷まし盆の雨。秋の風の俳句 流れゆく雲は真白に風は秋。稲福昌一の俳句 秋の俳句 青空をほしいまゝなる雲の秋。選者。山口正秋の俳句 銀河の俳句 竹生島黒くありけり銀河濃し。木槿の花の俳句 底紅の褪せて落ちたる花木槿。2003年(平成15年)月の同人俳句結社「木津川俳句会の月例句会の開催報告です。句会同人は、有季定形・文語(旧仮名遣い)を以て伝統的手法で俳句を詠んでいます。管理人は、清月庵主・野田ゆたかです。