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		   朝なさな常盤木落葉掃くも作務 西ア佐知
  
		     万緑の四囲の底なる道の駅
  
		  
		
  
		      弁財天お在す祠に散松葉 松山寿美
  
		   比良比叡けぶりておりぬ若葉雨
  
		  
		
  
		    花終へて流れ静にたゆたへり 宇都宮美智子
  
		    花は葉に新樹育てて淡海かな
  
		  
		
  
		       浮御堂緑の残る松落葉 門田窓城
  
		     千軒の湖族の住みし町薄暑
  
		  
		
  
		      目印は門に二本の花水木 布野 壽
  
		    大の字に寝て葉桜の空透かす
  
		  
		
  
		     蟻地獄穴に大小ありにけり 寺本光堂
  
		    湖見えてだるま障子の夏座敷
  
		  
		
  
		   堂裏の昏らきに著莪の真白なる 稲福昌一
  
		      降り昏む湖に漂ふ遠し鴨
  
		
  
		     更衣すべて身軽に無位無冠 野田ゆたか
  
		   糸瓜植う窓の日除となるやうに
  
		 
	 
	
	
	
	
	
	
		 
  
		 
  
		 
  
		 
  
		・・・・・ 選者 山 口 正 秋 詠 ・・・・・
  
		 
  
		  魚簗の灯の点りて昏き雨の夜
  
		 湖中句碑卯月の雨に濡れそぼつ
	 
	
	
	
	
	
		常磐木落葉の俳句 朝なさな常盤木落葉掃くも作務。西ア佐知の俳句 万緑の俳句 万緑の四囲の底なる道の駅。敷松葉の俳句 弁財天お在す祠に散松葉。松山寿美の俳句 若葉雨の俳句 比良比叡けぶりておりぬ若葉雨。花の俳句 花終へて流れ静にたゆたへり。宇都宮美智子の俳句 花は葉にの俳句 花は葉に新樹育てて淡海かな。松落葉の俳句 浮御堂緑の残る松落葉。門田窓城の俳句 薄暑の俳句 千軒の湖族の住みし町薄暑。水木の花の俳句 目印は門に二本の花水木。布野壽の俳句 葉桜の俳句 大の字に寝て葉桜の空透かす。蟻地獄の俳句 蟻地獄穴に大小ありにけり。寺本光堂の俳句 夏座敷の俳句 湖見えてだるま障子の夏座敷。著莪の花の俳句 堂裏の昏らきに著莪の真白なる。稲福昌一の俳句 鴨の俳句 降り昏む湖に漂ふ遠し鴨。更衣俳句 更衣すべて身軽に無位無冠。野田ゆたかの俳句 糸瓜植うの俳句 糸瓜植う窓の日除となるやうに。選者。山口正秋の詠。簗の俳句 魚簗の灯の点りて昏き雨の夜。卯月の俳句 湖中句碑卯月の雨に濡れそぼつ。2003年(平成15年)月の同人俳句結社「木津川俳句会の月例句会の開催報告です。句会同人は、有季定形・文語(旧仮名遣い)を以て伝統的手法で俳句を詠んでいます。管理人は、清月庵主・野田ゆたかです。