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日本伝統俳句協会編 俳人選集花鳥諷詠 平成17年版 528頁上段より
吉井竹志
漁始めの俳句 神前に火打ちをしたる漁始 吉井竹志の俳句 大寒の俳句 大寒の波濤尖りて海鳴けり 吉井竹志の俳句 風光るの俳句 地曳網滴る潮に風光る 吉井竹志の俳句 ブランコの俳句 ぶらんこの俳句 ふらここの風は空色みどり色 吉井竹志の俳句 立夏の俳句 富士晴れて五湖煌きの夏に入る 吉井竹志の俳句 新茶の俳句 新茶競る鋭き針の深みどり 吉井竹志の俳句 螢の俳句 蛍火のときめきながら点滅す 吉井竹志の俳句 杜鵑の俳句 蘆ノ湖の俳句 芦ノ湖の煌き確とほととぎす 吉井竹志の俳句 秋桜の俳句 風止みてコスモス個々の華ぎに 吉井竹志の俳句 日向ぼこの俳句 日向ぼこそこはかとなき匂ひあり 吉井竹志の俳句 蔦紅葉の俳句 蔦紅葉垂れて半眼磨崖仏 吉井竹志の俳句 神の旅の俳句 富士の嶺に笠雲かけて神の旅 吉井竹志の俳句 蓮浮葉の俳句 蓮浮葉流るる雲を映さざる 吉井竹志の俳句 冬の虹の俳句 大井川の俳句 冬虹のかかりて越せぬ大井川 吉井竹志の俳句 凩の俳句 木枯の忽ちにして海鳴りに 吉井竹志の俳句