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日本伝統俳句協会編 俳人選集花鳥諷詠 平成17年版 347頁中段より
山口正秋
雛霰の俳句 掌に受けて重さなかりし雛あられ 山口正秋の俳句 花曇りの俳句 東山模糊とありけり花曇 山口正秋の俳句 子燕の俳句 震災に耐へし酒蔵燕の子 山口正秋の俳句 萬緑の俳句 一の橋より万緑の山に入る 山口正秋の俳句 梅雨の俳句 足摺も室戸岬も男梅雨 山口正秋の俳句 大文字の俳句 大文字点りて昏き東山 山口正秋の俳句 送火の俳句 五山の火の俳句 五山の火点りて昏き東山 山口正秋の俳句 花野の俳句 一望の花野の果ての海碧し 山口正秋の俳句 秋の蝉の俳句 また村を離るる一家秋の蝉 山口正秋の俳句 七夕の俳句 警邏の俳句 空仰ぎ見て七夕の夜の警邏 山口正秋の俳句 花野の俳句 馬柵続く限り花野でありにけり 山口正秋の俳句 月の俳句 山を出ていざよふ月となりにけり 山口正秋の俳句 底冷えの俳句 大寺に京の底冷ありにけり 山口正秋の俳句 冬田の俳句 隠れ耶蘇拓きし峡の冬田かな 山口正秋の俳句 東風の俳句 東風の丘見えゐて遠き佐渡ケ島 山口正秋の俳句