平成二四年 四月
04/2012
紫煙
2012年・平成24年4月の野田ゆたか詠句 紫煙の俳句など7句。
野田ゆたかは、俳句を生涯学習にして有季定型、旧仮名遣いの伝統俳句を詠んでいます。句を詠むにあたっては、句風は明るく、作句は楽しく、句の趣は深くをモットーにしています。
▼おぼろの俳句 朧夜の虚実の境模糊として 野田ゆたか詠▼なのはなの俳句 菜の花の誰れはばからぬ紫煙かな 野田ゆたか詠▼春の夜の俳句 川風の飄々として春夜かな 野田ゆたか詠
▼風船の俳句 引力と打力のはざま紙風船 野田ゆたか詠▼夜桜の俳句 夜桜で終る一日フリーパス 野田ゆたか詠▼夏近しの俳句 過ぎてゆく日にち薬や夏近し 野田ゆたか詠
▼花の雲の俳句 登りきて雲上閣は花の雲 野田ゆたか詠/清月庵の所在地大阪府枚方市 野田ゆたかの俳句は有季定形の伝統俳句です