平成二四年 三月
03/2012
容認
2012年・平成24年3月の野田ゆたか詠句 容認の俳句など7句。
野田ゆたかは、俳句を生涯学習にして有季定型、旧仮名遣いの伝統俳句を詠んでいます。句を詠むにあたっては、句風は明るく、作句は楽しく、句の趣は深くをモットーにしています。
▼春の土の俳句 黒々と畝立上げて春の土 野田ゆたか詠▼彼岸の俳句 彼岸会や黄泉近からず遠からず 野田ゆたか詠▼つばきの俳句 一幅の風情なしたる椿かな 野田ゆたか詠
▼春塵の俳句 窓開けて紫煙春塵容認す 野田ゆたか詠▼木の芽の俳句 木の芽風狭庭の黙をほどきゆく 野田ゆたか詠▼けいちつの俳句 啓蟄や出合頭に知己の貌 野田ゆたか詠
▼草の芽の俳句 名草の芽踏んではならぬ庭手入 野田ゆたか詠