平
成
一
一
年
七
月
1999/07
鱧料理
野田ゆたかの7月の俳句。汗の俳句 天守閣戦なき世の汗涼し。日傘の俳句 日傘閉じ帽子を脱ぎて初対面。鱧の俳句 来阪はいつもこのころ鱧料理。露の俳句 露涼し何時しか揃ふ二人の歩。夕立の俳句 降り来るも止むも夕立いさぎよし。虹の俳句 虹立ちて一会を惜む別れかな。昼寝の俳句 怪獣を脚蹴にたり昼寝の子。