1994/08
秋暑し
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野田ゆたかの8月の俳句。秋暑しの俳句 慶弔の重なりしこと秋暑し。朝顔の俳句 朝顔の蕾ふくらむ夜が来し。赤のままの俳句 さつちやんはいつか二十歳に赤のまま。千屈菜の俳句 みそ萩や一番星を引き寄する。桐一葉の俳句 一葉して落つるも己が影の上。盆踊の俳句 雨止んで踊音頭の始まれる。瓜の駒の俳句 瓜の馬坊の姉さを連れ戻れ。清月庵主 野田ゆたか。