平
成
六
年
九
月
1994/09
吾亦紅
野田ゆたかの9月の俳句。吾亦紅の俳句 バス便は一日二便吾亦紅。秋灯の俳句 いつまでも秋燈ともし男子寮。夜長の俳句 うたた寝も許され夫の机辺夜長。秋桜の俳句 コスモスが好きで佇む法の庭。千草の俳句 そよ風に千草のゆるる風の道。花野の俳句 バス発ちて貸切りとなる花野かな。初月夜の俳句 ふと草の香の匂ひくる初月夜。清月庵主 野田ゆたか。