平
成
四
年
一
一
月
1992/11
夕時雨
野田ゆたかの11月の俳句。時雨の俳句 供養にと持たされし傘夕時雨。銀杏散るの俳句 銀杏散る二部の学舎は明々と。落ち葉の俳句 月曜の落葉の嵩を掃く校吏。落葉散るの俳句 御堂筋還る土地なき落葉散る。夕時雨の俳句 参道の茶屋静もりし夕時雨。山茶花の俳句 山茶花の尽きしところが法学部。銀杏黄葉の俳句 散りゆける銀杏黄葉のあかるさよ。野田ゆたか。