令和4年6月(仲夏)の俳句季語集 編者は清月庵主(大阪府枚方市)の野田清月です。
青字は当月、黒字は仲春を主に三春に用いられる季題を示します。
赤字は、陰暦に関わる季語を示します。
（）は、本年の当該日又はその初日並びにその府県名などを示します。
（）は、本年の当該日又はその初日並びにその府県名などを示します。
§ 時 候 六月 水無月 梅雨 梅雨寒 芒種(6) 白夜(南極) 入梅(暦11) 夏至(21) 暑さ 短夜 仲夏(6~7/6) (~28)皐月・水無月(29~)
§ 天 文 五月〔晴・雨・闇〕 黒南風 空梅雨 南風 青嵐 やませ 風薫る 雹
§ 地 理 出水 代田 植田 皐月富士 富士の雪解 夏野 夏の川 鵜川
§ 生 活 ［衣］ 単衣 夏〔服・衣(ころも)・帽子・手袋・襟・足袋・羽織・袴・帯〕
［食］ 鮴汁 生節 夕鯵 蝮酒
［住］ 襖はずす 蒼朮を焼く(昔) 蚊帳 蚊遣火 蝿叩 蝿捕器 蝿除 籐椅子 青簾 網戸 葭簀 葭戸 革布団 夏〔布団・座布団・暖簾〕
［働］ 溝浚え 火串 藻刈 真菰刈 昆布刈る
＜農＞ 代掻く 早苗 田植 早乙女 早苗饗 〔甘藷・豆・竹〕植う 田草取 藍刈 粟蒔 干草
＜漁＞ 魚簗 蓴舟 夜〔振・焚・釣〕 鵜飼鰹漁 夕河岸 鯵売 〔鮎・川〕狩 黒鯛釣
［他］ 夏期手当 誘蛾灯 虫篝 水見舞 朝顔苗 蛍篭 釣堀 蛍狩 草〔刈・取・矢〕 鮎の宿
§ 行 事 鮎解禁(1) 御田植(大阪14・三重24) 父の日(19) 鞍馬の竹伐(京都) 夏越祭・大祓・形代・茅の輪(30)
§ 動 物 ［鳥］ 〔燕・烏〕の子 羽脱鳥 老鴬 雪加 〔時・閑古・駒・筒・瑠璃〕鳥 青葉木菟 仏法僧 岩燕
＜水辺＞ 〔鳰・軽鳧〕の子 水鳥の巣 浮巣 葭切 青鷺 通し鴨 鷭 翡翆 鮎鷹 水鶏
［虫］ ＜昆虫＞ 〔蜻蛉・蟷螂〕生る 〔糸・川〕蜻蛉 蝿 蝿虎 夏の蝶 蚊 火取虫 蟻 蚤 蚋 羽蟻 蛍 ががんぼ 螻蛄 油虫
まくなぎ
＜水生＞ ぼうふら まいまい 源五郎 田亀 蛭 あめんぼう
＜その他＞ 蜘蛛の子 袋蜘蛛 蜘蛛 蛛の囲 尺蠖 蜘 蝸牛 百足虫 守宮 いもり 蜥蜴 蛞蝓 蚰蜒 夜盗虫 蟻地獄 蛆 蚯蚓
［魚］ 濁り鮒 目高 鮎 鮴 鰻 鯰 山椒魚 鰹 城下鰈 虎魚 黒鯛 鯵 鯒 赤えい べら えつ いさき
［他］ 鹿の子 亀の子 蛇の衣 優曇華 雨蛙 蟇 蛇 蝮蛇 はぶ 蝙蝠 手長蝦 河鹿 蟹
§ 植 物 ［高］ 李 桑の実 杏子 楊梅 〔榊・えご・楝・黐・オリーブ・石榴・栗・柿・椎・柚・朱欒・橙〕の花 花橘 木斛の花 葉柳 夏桑 青桐
［低］ 青柚 枇杷 夏茱萸 木天蓼 紫陽花 繍線菊 〔額・山梔子・錦木・南天・甘茶・蜜柑〕の花 未央柳 杜鵑花 木苺 ゆすらうめ
［草］ ＜多年草＞ 十薬 昼顔 浜昼顔 紫蘭 岩菲 著莪 あやめ 一八 鈴蘭 石竹 葵 蛇苺 除虫菊 雪の下 アイリス ガーベラ
アマリリス 〔萱草・藺・茴香・山牛蒡・鬼灯〕の花 〔鋸・蝿取・虎尾・釣鐘・金魚〕草 ゼラニューム 蓴 藺 酢漿草
常夏 相撲草 ベゴニア 青〔青芒・芝〕 夏〔蓬・薊〕
＜１・２年草＞ 矢車菊 〔紅・菱〕の花 〔蚊帳吊・孔雀・小判〕草 サルビア ジギタリス 蓼 萍
＜水中・水辺の草＞ 沢潟 河骨 あさざ 杜若 花菖蒲 蓮の浮葉 蛭蓆 太藺 真菰 青みどろ(淡水藻) 水草の花 青芦 藻の花
＜その他＞ 草茂る 蔓手毬 夏草
［食］ 実梅 苺 紫蘇 木耳 〔瓜・南瓜・西瓜・胡瓜・蕃椒・茄子・人参・馬鈴薯〕の花 さくらんぼ 玉葱 辣韮 ひゆ 夏〔葱・大根〕
［他］ 苔の花 若竹 竹落葉 竹の皮脱ぐ 梅雨茸 黴 グラジオラス 夏〔木・木立〕 茂 青葉 万緑 木下闇 緑蔭 葎 青蔦
