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インターネット俳句集「薬石」　犬ふぐりの俳句　犬ふぐり遍く日差し受止めし　野田ゆたか。末黒の芒の俳句　つんつんと末黒の芒立つ野末　野田ゆたか。春の風邪の俳句　孫ほどの医師の聴診春の風邪　野田ゆたか。針供養の俳句　ビル陰にひそと寺あり針供養　野田ゆたか。紅梅の俳句　紅梅の翳りし雨意の風兆す　野田ゆたか。修二会の俳句　火の粉舞ふ修二会の闇の風荒し　野田ゆたか。
野田ゆたかインターネット「薬石」第３０句集の第３頁です。