6/7
インターネット野田ゆたか句集「卒業」の第6頁です。十六夜の月の俳句 闇おりて沖にいざよふ月一つ 野田ゆたか詠。とろろ汁の俳句 とろろ汁茶碗の足りぬ頭数 野田ゆたか詠。身に入むの俳句 身に入むや踏切脇の手向花 野田ゆたか詠。秋深しの俳句 抜道細りし嵯峨野秋深し 野田ゆたか詠。木の実の俳句 秋篠やどこかで木の実落つる音 野田ゆたか詠。神無月の俳句 被災地の復旧遅々と神無月 野田ゆたか詠。