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インターネット野田ゆたか句集「夏来る」の第5頁です。大文字の俳句 大文字の尽きて戻せる町明り 野田ゆたか詠。秋の蚊の俳句 秋の蚊の紛れし闇の深さかな 野田ゆたか詠。ちちろの俳句 薬医門なればちちろの寝ずの番 野田ゆたか詠。露けしの俳句 露けしや歩道の脇の萎れ供花 野田ゆたか詠。鳥渡るの俳句 夕風の立ち初め鳥の渡る刻 野田ゆたか詠。蓮の実の俳句 蓮の実や古代を今に飛ばししめ 野田ゆたか詠。