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インターネット野田ゆたか句集「夏来る」の第4頁です。芍薬の俳句 芍薬の所在見え初め薬草苑 野田ゆたか詠。葵の俳句 夕風にひともと葵揺れやまず 野田ゆたか詠。尺蠖の俳句 生涯を尺蠖として誤差を忌む 野田ゆたか詠。涼しの俳句 錦城といふ涼しき城に登り来し 野田ゆたか詠。蝉の俳句 魚市場がらんと午後の蝉しぐれ 野田ゆたか詠。日焼けの俳句 縫ぐるみ脱ぎし少女の日焼顔 野田ゆたか詠。