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芦原の俳句 柴犬のぬつと現る芦の原 野田ゆたか吟詠。八手の俳句 花やつで手話の交番たまに留守 野田ゆたか吟詠。初雪の俳句 初雪を被り鮮魚車東京へ 野田ゆたか吟詠。焚火の俳句 助手席へ焚火の匂ひ持込みし 野田ゆたか吟詠。虎落笛の俳句 虎落笛嬰に湿度を保つ部屋 野田ゆたか吟詠。日記果つの俳句 喜びも悲しみも閉ぢ日記果つ 野田ゆたか吟詠。
野田ゆたかインターネット句集「新樹」の第6頁です。