▼次へ

▼次へ

▲前へ

▲前へ

▼次へ

▼次へ

宏一撮影／馬

宏一撮影／花卯木

宏一撮影／
ジャスミン

宏一撮影／
みたらい渓谷

睦夫画／貴船の川床

▲前へ

▲前へ

先頭へ

先頭へ

「月刊清月」では、相対評価は行い
佳句作者順に登載しています。

平成２７年５月　インターネット清月俳句会作品集　主宰　野田ゆたか。。田水張るの俳句　軽トラの軽やかに来て田水張る　森戸しゆじ。代田の俳句　代田澄む上弦の月輝けり　木村宏一。若葉風の俳句　濃く淡く目指す山頂若葉風　木村宏一。新樹冷えの俳句　みたらいの渓踏み入りて新樹冷　木村宏一。菖蒲の俳句　憂ひ顔水面に揺らし伊勢菖蒲　駒田暉風。河鹿の俳句　山影の迫りくる宿夕河鹿　石崎そうびん。柿若葉の俳句　柿若葉鼻息荒き調教馬　石崎そうびん。青嵐の俳句　飛沫あげ筧の水や青嵐　石崎そうびん。けやき若林の俳句　ふと見れば欅若葉がふさふさに　石川順一。柿若葉の俳句　柿若葉庭一番の古き株　石川順一。木香薔薇の俳句　伐られても木香薔薇は咲き続け　石川順一。カーネーションの俳句　行止る母の記憶やカーネーション　橋本幹夫。麦笛の俳句　はにかんで麦笛吹ける転入児　橋本幹夫。若葉雨の俳句　音立てて蝦夷の小富士に若葉雨　橋本幹夫。春の暮の俳句　あかんべの子を追ひかけて春暮るる　池下よし子。サングラスの俳句　サングラスかけて旅路の憚らず　池下よし子。冷索麺の俳句　加減よき夫が支度の冷さうめん　池下よし子。新茶の俳句　スーパーの試飲香りし新茶かな　山口美琴。十薬の俳句　十薬の防臭花なる化粧室　山口美琴。若葉風の俳句　水文字の貴船みくじや若葉風　山口美琴。夏霞の俳句　夏霞森の木立を包みをり　志村万香。麦刈の俳句　連山を遠くに望み麦を刈る　清水恵山。藜の杖の俳句　見栄えよく軽き藜の杖を買ふ　清水恵山。走り茶の俳句　走り茶の最後の一滴まで薫る　清水恵山。牡丹の俳句　傘をさす隣の牡丹艶めかし　筒井省司。すいかずらの俳句　すひかづら咲く生垣に浜の風　筒井省司。烏賊の俳句　一人居や初体験の烏賊捌く　筒井省司。卯浪の俳句　端艇に寄せ来る卯浪割つて漕ぐ　田村公平。明易しの俳句　合宿の薄きカーテン明易し　田村公平。卯の花腐しの俳句　手の甲で量る卯の花くだしかな　田村公平。蝙蝠の俳句　かはほりやいつしか子らのゐなくなり　渡邉春生。若葉山の俳句　火山活動始まつてゐる若葉山　渡邉春生。谷若葉の俳句　谷若葉風に乗り来る和讃かな　渡邉春生。風薫るの俳句　嵯峨野路の竹林の黙風薫る　後藤允孝。夏めくの俳句　夏めくや投網繕ふ父の皺　後藤允孝。麦の秋の俳句　古里の道どこまでも麦の秋　後藤允孝。祭り足袋の俳句　祭足袋土の感触確かむる　瀬尾睦夫。柿の花の俳句　石一つひとつが遺跡柿の花　瀬尾睦夫。風薫るの俳句　放課後の窓開け放ち風薫る　瀬尾睦夫。五月の俳句　匂ひ立つ大地の息吹五月来る　橋本幹史。新茶の俳句　霊峰の天下御免の新茶かな　橋本幹史。子供の日の俳句　子供の日根つから勉強嫌ひの子　橋本幹史。山葵の花の俳句　白妙に辛きを潜め花山葵　白根鈴音。うばらの花の俳句　うばら咲く葉陰に棘を隠し持ち　白根鈴音。夏薊の俳句　不器用に生きて此の方夏薊　白根鈴音･･･････ 選者詠　野田ゆたか ･･･････。卯の花月夜の俳句　忌を修し終へて卯の花月夜かな　野田ゆたか。軒菖蒲の俳句　篤農の控へ目なりし軒菖蒲　野田ゆたか。青葉潮の俳句　竿の穂を引き込む魚信青葉潮　野田ゆたか。