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宏一撮影／鋲

宏一撮影／梅

宏一撮影／八幡堀（滋賀）

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「月刊清月」では、相対評価は行い
佳句作者順に登載しています。

平成２７年２月　インターネット清月俳句会作品集　主宰　野田ゆたか。。息白の俳句　けん玉や息白くして狂ひなし　森戸しゆじ。日脚伸ぶの俳句　老いて知る世はこの世のみ日脚伸ぶ。末黒の俳句　末黒なる若草山に鹿の糞　木村宏一。早春の俳句　早春の水音はずむ水車小屋　木村宏一。町の春の俳句　髪を上げ襟元あけて街は春　木村宏一。うららの俳句　鳥影のよぎるカーテンうららかな　駒田暉風。猫柳の俳句　穴太積いまも揺るがず猫柳　石崎そうびん。蕗の薹の俳句　晴れ渡る濃尾平野や蕗の薹　石崎そうびん。土雛の俳句　愛嬌の三頭身や土雛　石崎そうびん。まんさくの俳句　金縷梅や名札が風に翻る　石川順一。春雪の俳句　春雪の四秒だけの動画かな　石川順一。雪間草の俳句　地震のあと産声あげて雪間草　橋本幹夫。雪祭りの俳句　お土産は白い恋人雪祭　橋本幹夫。二月の俳句　二ん月の誰が名づけし忍者の日　橋本幹夫。蕗のとうの俳句　ほろ苦き舌の至福や蕗のたう　池下よし子。ものの芽の俳句　ものの芽の天に向かひし気負ひかな　池下よし子。春の川の俳句　街めぐる水の回廊春の川　池下よし子。桃の花の俳句　活けし桃日々霧吹きて開花待つ　山口美琴。春寒の俳句　春寒や笑顔消へたる登校児　山口美琴。豆まきの俳句　豆撒の声の小さき声恥じらひ子　山口美琴。蝋梅の俳句　蝋梅の凛とした枝香しき　志村万香。柊挿すの俳句　鰯の眼光る柊挿しにけり　清水恵山。畦焼の俳句　畦を焼き棚田一枚づつ下る　清水恵山。野火の俳句　湿原の野火に人影走りけり　清水恵山。春を待つの俳句　菜園に堆肥施し春を待つ　筒井省司。受験の俳句　受験子のメール絵文字と二重丸　筒井省司。白梅の俳句　留守宅の庭に白梅ほころびし　筒井省司。梅見の俳句　四季の歌歌ふ梅見の車椅子　田村公平。おぼろの俳句　壇ノ浦行き交ふ船の灯みな朧　田村公平。梅の花の香の俳句　紅白に群れ咲く梅の香かな　田村公平。雉の俳句　雉子鳴くや陶工房の裏山に　渡邉春生。黄水仙の俳句　生垣に猫の通ひ路黄水仙　渡邉春生。雪解の俳句　湯の町へ雪解の橋を渡りけり　渡邉春生。梅の花の俳句　築地塀越に枝垂れて梅の花　後藤允孝。早春の俳句　早春の面舵切つて大海原　後藤允孝。梅が香の俳句　梅が香に山村の黙ゆるみけり　後藤允孝。日脚伸ぶの俳句　クッキーの焼ける匂ひや日脚伸ぶ　瀬尾睦夫。牡丹雪の俳句　ことりとも音のせぬ夜や牡丹雪　瀬尾睦夫。鬼は外の俳句　鬼は外とて金堂の外は闇　瀬尾睦夫。雨水の俳句　滔々と川面ふくらむ雨水かな　白根鈴音。余寒の俳句　ダイキリの余寒に白し玻璃の海　白根鈴音。春の風の俳句　白粥に梅の日の丸春の風邪　白根鈴音･･･････ 選者詠　野田ゆたか ･･･････。猫柳の俳句　瀬の音の日ごと高まる猫柳　野田ゆたか。春一番の俳句　一湾の闇深めゆく春一番　野田ゆたか。花粉の俳句　花粉吐く杉情報の恐ろしき　野田ゆたか。