平成二六年一月一〇句選

清月俳句会

清水恵山

［３/１０］

インターネット清月俳句平成二六年一月の投句から１０句選・清水恵山選／冬ざるるの俳句　缶蹴れば乾きたる音冬ざるる／石崎そうびん／初夢の俳句　初夢の続きが詰る枕かな／橋本幹夫／冬夕焼け　八ヶ岳襞の奥まで冬夕焼／志村万香／雪掻きの俳句　雪掻て門辺に子等を待ちにけり／足立山渓／寒卵の俳句　パック詰めその名けふより寒卵／池下よし子／冬日の俳句　白銀の眩しき連峰冬日さす／山口美琴／春隣の俳句　道草のお喋り仲間春隣／田村公平／風花の俳句　風立ちて風花山に帰しけり／渡辺春生／寒さの俳句　本堂の仏もふるふ寒さかな／後藤允孝／数の子の俳句　数の子を噛む音はじけ恙無し／山形伸義