平成二六年一月一〇句選
清月俳句会
橋本幹夫
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インターネット清月俳句平成二六年一月の投句から10句選橋本幹夫選/悴むの俳句 悴める稜線歩く風の鞭 木村宏一/冬芽の俳句 枝垂れたる庭の要の木に
冬芽 足立山渓/煮凝の俳句 煮凝の箸に遊べる琥珀かな 池下よし子/年玉の俳句 ヒーローの面買ひし児のお年玉 山口美琴/雪礫の俳句 長靴をめがけ飛
びくる雪礫 清水恵山/大根の俳句 朝採りの大根昼餉の膳にのる 筒井省司/年酒の俳句 魚群追ひ南氷洋に年酒酌む 田村公平/風花の俳句 風立ちて風花
山に帰しけり 渡邉春生/寒風の俳句 寒風や寄せくる怒涛竜飛崎 後藤允孝/寒の俳句 炊飯の湯気に音ある寒の朝 山縣伸義