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宏一撮影／星祭・貴船神社(京都)

宏一撮影／棉の花

選句は、作者別に絶対評価を行い各３句以内を抽出して
入会日順に掲示をしています。
出句者間の相対評価は行っていません。

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平成２３年８月　インターネット清月俳句会作品集　主宰　野田ゆたか。籐椅子の俳句　籐椅子に南の星と語る闇　森戸しうじ。砂日傘の俳句　ヤシの葉の揺れて伝はる砂日傘　森戸しうじ。涼新たの俳句　ペタル踏む風切る音の涼新た　木村宏一。盆の月の俳句　故郷の空の方角盆の月　木村宏一。棉の花の俳句　誘われて生涯学習棉の花　木村宏一。かき氷の俳句　かき氷心そそらる赤色に　駒田暉風。夜長の俳句　烏鷺の陣長考ふかき夜長かな　酒井牧人。葡萄の俳句　ずつしりと重く実れりぬ葡萄房　酒井牧人。菊人形の俳句　菊人形痩せて長太刀ずり落ちる　酒井牧人。青葉闇の俳句　青葉闇水落つる音しきりなる　石崎そうびん。代田の俳句　婚の列神の代田に影映す　石崎そうびん。夏薊の俳句　遊具みな錆びつきしまま夏薊　石崎そうびん。新涼の俳句　新涼の様な山の気城へ着く　石川順一。酷暑の俳句　父帰り酷暑の言を繰り返す　石川順一。盆の月の俳句　我陸に君天にあり盆の月　橋本幹夫。サングラスの俳句　人生は七色十色サングラス　橋本幹夫。踊り場の俳句　踊場の消えて的屋の銭勘定　橋本幹夫。今朝の秋の俳句　雲は雲わたしはわたし今朝の秋故　橋本典子。虹の俳句　悦びは分かち合ふもの虹二重　橋本典子。涼しの俳句　涼しさを探して遠き旅に発つ　橋本典子。蝉時雨の俳句　素通りの雨より勝り蝉時雨　金城博之。草いきれの俳句　水筒はとうに空なり草いきれ　金城博之。風の盆の俳句　細き指胡弓も泣きて風の盆　志村万香。鰯雲の俳句　いわし雲不気味に地向けひろがりて　志村万香。百日紅の俳句　百歳の陽気な双子百日紅　池下よし子。秋薔薇の俳句　来るこなゐ残るひとひら秋薔薇　池下よし子。秋暑しの俳句　秋暑し庭に干上がる陶蛙　池下よし子。鳳仙花の俳句　鳳仙花自由研究忘れし子　山口美琴。星祭の俳句　星祭老いも願ひを書いてみる　山口美琴。カンナの俳句　競ひ合ふ赤き炎やカンナ咲く　山口美琴。地蔵会の俳句　地蔵会や車注意の村の辻　足立山渓。敬老日の俳句　長老をまず上座へと敬老日　足立山渓。小判草の俳句　玄関の鉢を溢るる小判草　足立山渓。秋祭りの俳句　笛方のときに反身や秋祭　清水恵山。星祭の俳句　お隣の賑やかな庭星祭　清水恵山。はまなすの俳句　はまなすや果は荒波オホーツク　清水恵山。盆の月の俳句　見え隠れ遠き日の恋盆の月　筒井省司。空蝉の俳句　空蝉や踏ん張る爪の哀れかな　筒井省司。秋霖の俳句　秋霖や穂高の峰の雲重し　筒井省司。稲穂の俳句　単線のプラットホームや稲穂波　山本正晴。帰省の俳句　カーナビに在らざる道を帰省かな　山本正晴。踊の俳句　跳ね踊る上へ上へとねぶたかな　山本正晴。生身魂の俳句　子の眠る墓に語りて生身魂　三村長閑。ひぐらしの俳句　蜩に夕餉のしたく急かさるる　三村長閑。夏の雲の俳句　ヒース咲く異国の丘に夏の雲　三村長閑。盆の月の俳句　遺影との声なき対話盆の月　野田ゆたか。星月夜の俳句　どちらかと言へばワイン派星月夜　野田ゆたか。桐一葉の俳句　己が身を天に任せて桐一葉　野田ゆたか。
Hp管理人　野田ゆたか。