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宏一撮影／ものの芽

選句は、作者別に絶対評価を行い各３句以内を抽出して
入会日順に掲示をしています。
出句者間の相対評価は行っていません。

宏一撮影／鉄道跡(奈良県)

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平成２３年３月　インターネット清月俳句会作品集　主宰　野田ゆたか。春の夜の俳句　行く先は気の向くままの春の夜　森戸しうじ。春の風の俳句　春の風祝ひの絵馬の響き合ひ　森戸しうじ。花粉症の俳句　幕間まで我慢尽くして花粉症　森戸しうじ。春の水の俳句　被災地に運び込みたき春の水　木村宏一。鴬の俳句　鶯や付かず離れず友の声　木村宏一。踏青の俳句　踏青や廃線跡の空蒼し　木村宏一。春寒の俳句　春寒や味噌出す蔵の薄暗き　湯澤正枝。犬ふぐりの俳句　埋立ての土黒々と犬ふぐり　湯澤正枝。春の風の俳句　犠牲者に黙祷捧げ春の風　湯澤正枝。草餅の俳句　濃きお茶を添えて一皿草の餅　駒田暉風。草餅の俳句　孫の目を集めて包む草の餅　駒田暉風。蓬餅の俳句　鈴鳴らしお下がり頂く蓬餅　駒田暉風。若葉の俳句　読書の目若葉に移し休めけり　酒井牧人。春の虹の俳句　棒高飛びバーに架かれり春の虹　酒井牧人。みどりの日の俳句　金婚の記念樹植えてみどりの日　酒井牧人。探梅の俳句　探梅や鈴を鳴らして獣道　石崎そうびん。大寒の俳句　大寒や箔貼る翁息詰めて　石崎そうびん。どんどの俳句　どんどの火透かし伊吹嶺揺らめけり　石崎そうびん。余寒の俳句　余寒猶スイーツ村を訪れり　石川順一。暖かの俳句　暖かくマラソン日和とは行かぬ　石川順一。菜の花の俳句　菜の花の多くはつぼみのまま摘まれ　石川順一。鳥帰るの俳句　擦れ違ふ者なき空へ鳥帰る　橋本幹夫。春しぐれの俳句　大地震のあとみちのくの春時雨　橋本幹夫。すいばの俳句　土手の色変えて揺らめく酸模かな　橋本幹夫。春炬燵の俳句　考へる人の頬杖春炬燵　橋本典子。春津波の俳句　春津波一番星もさらひけり　橋本典子。春分の俳句　春分の日の余りある陽の光　橋本典子。春雷の俳句　どろろんと我が身浮かびぬ春の雷　金城博之。余寒の俳句　懐中にキャラメル遊ぶ余寒かな　金城博之。春色の俳句　曇空されど春色ありにけり　金城博之。はだら雪の俳句　畑中の稲荷の祠はだら雪　池下よし子。如月の俳句　如月やホットレモンの匂ひ立つ　池下よし子。石鹸玉の俳句　大道芸中に人ゐるシャボン玉　池下よし子。種袋の俳句　ひと畝に四種類置く種袋　山口美琴。春炬燵の俳句　春炬燵ありて団欒なほ続く　山口美琴。黄水仙の俳句　悩み事など小さきこと黄水仙　山口美琴。待春の俳句　待春や山の湖畔の舫ひ舟　足立山渓。春昼の俳句　春昼や発条ゆるき古時計　足立山渓。菜の花の俳句　菜の花や脳裏に浮ぶ蕪村の句　足立山渓。ふきのとうの俳句　一椀の野の香広がる蕗の薹　清水恵山。うららの俳句　ご法話の末席にゐてうららけし　清水恵山。垣繕えるの俳句　路地稲荷垣繕ふてをりにけり　清水恵山。卒業の俳句　卒業を明日に控えて校歌かな　清流令子。春の雪の俳句　一句消え一句生まれる春の雪　野田ゆたか。春の土の俳句　黒々と畝立上げて春の土　野田ゆたか。暖かの俳句　地震無事の消息知れて暖かし　野田ゆたか。Hp管理人　野田ゆたか。