ゆつたりと春を寄せ来る白良浜 長嶺 勇
子ら駆けて足もと光る春渚
小流れの音も光りて水温む
それなりの距離を保ちて春の雨 森戸しうじ
春の雲分かれてすぐに歩み寄る
里山の古刹の鐘や春近し
あたふたと子らの顔出す彼岸かな 野田ゆたか
音もなく眼にも止まらず春の雨
よき目覚窓に生駒の山笑ふ
選句は、作者別に絶対評価を行い各3句以内を抽出して
入会日順に掲示をしています。
出句者間の相対評価は行っていません。
平成18年3月 インターネット清月俳句会作品集 主宰 野田ゆたか。春の俳句 ゆつたりと春を寄せ来る白良浜 長嶺 勇。春の渚の俳句 子ら駆けて足もと光る春渚。水温むの俳句 小流れの音も光りて水温む。春の雨の俳句 それなりの距離を保ちて春の雨 森戸しうじ。春の雲の俳句 春の雲分かれてすぐに歩み寄る。春近しの俳句 里山の古刹の鐘や春近し。彼岸の俳句 あたふたと子らの顔出す彼岸かな 野田ゆたか。春の雨の俳句 音もなく眼にも止まらず春の雨。山笑うむの俳句 よき目覚窓に生駒の山笑ふ。