太陽のめぐみ麗し初御空 長嶺 勇
青空に聳ゆる千木の初御空
穏やかな日和賜る初詣
回送の列車は雪を残しけり 森戸しうじ
なすがまま孫に任せた年はじめ
初山に入り青空を登りけり
空札の声ほのぼのと歌がるた 野田ゆたか
歌姫にゆき着く波止の雪景色
脈を診る医師の手ぬくし室の花
選句は、作者別に絶対評価を行い各3句以内を抽出して
入会日順に掲示をしています。
出句者間の相対評価は行っていません。
勇の句
麗し = うるわし。
聳ゆる = そびゆる。
ゆたかの句
空札 = からふだ。歌留多会で、開始の合図として、または、競技者に
心の準備ををさせるためにはじめに読む、読み札以外の歌。
平成18年1月 インターネット清月俳句会作品集 主宰 野田ゆたか。初御空の俳句 太陽のめぐみ麗し初御空 長嶺 勇。初御空の俳句 青空に聳ゆる千木の初御空。初詣の俳句 穏やかな日和賜る初詣。雪の俳句 回送の列車は雪を残しけり 森戸しうじ。年始めの俳句 なすがまま孫に任せた年はじめ。初山の俳句 初山に入り青空を登りけり。歌歌留多の俳句 空札の声ほのぼのと歌がるた 野田ゆたか。雪景色の俳句 歌姫にゆき着く波止の雪景色。室の花の俳句 脈を診る医師の手ぬくし室の花。