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     門松を立てて御用納めとす 大西ひろし
     満月光を寒柝の音遠ざかる
    鷺群るる師走の朝の潮溜まり
 
 
    妻の留守かくも広々夜長に居 長嶺 勇
   冬の日を洗濯ものにたたみ込む
      年の市抽選会の鐘やまず
 
 
    一本の道にもみじの風が抜け 森戸しうじ
     早々にコウノトリの郷冬籠
   落葉掃き木々の姿は素となりぬ
 
 
  枯木なほ風に吹かれて落とすもの 野田ゆたか
 ねこじやらし冬もじやらして千曲川
     大琵琶を闇に沈めて冬銀河
 
選句は、作者別に絶対評価を行い各3句以内を抽出して
入会日順に掲示をしています。
出句者間の相対評価は行っていません。
平成16年12月 インターネット清月俳句会作品集 主宰 野田ゆたか。御用納の俳句 門松を立てて御用納めとす 大西ひろし。寒柝の俳句 満月光を寒柝の音遠ざかる 大西ひろし。師走の俳句 鷺群るる師走の朝の潮溜まり 大西ひろし。夜長の俳句 妻の留守かくも広々夜長に居 長嶺 勇。冬の日の俳句 冬の日を洗濯ものにたたみ込む 長嶺 勇。年の市の俳句 年の市抽選会の鐘やまず 長嶺 勇。もみじの俳句 一本の道にもみじの風が抜け 森戸しうじ。冬篭もりの俳句 早々にコウノトリの郷冬籠 森戸しうじ。落ち葉の俳句 落ち葉掃き木々の姿は素となりぬ 森戸しうじ。枯木の俳句 枯木なほ風に吹かれて落とすもの 野田ゆたか冬の猫じゃらし。の俳句 ねこじやらし冬もじやらして千曲川 野田ゆたか。冬銀河の俳句 大琵琶を闇に沈めて冬銀河 野田ゆたか。