追ひかけて追われて奔る猫の恋 安田か代
深として雪降るばかりとめどなく
油断してつひに拗らす春の風邪
日溜りに水仙の花命ふくらます 大西ひろし
蝋梅を見て実生にと実をもらう
一輪の乙女椿を身ほとりに
読初は今年も聖書から選ぶ 堤 二青
老いてなほ初心忘れず寒稽古
悲しみを口には出さず寒椿
さざ波の流るるままに鴨浮寝 長嶺 勇
揺れるたび色失せにけり糸柳
朝の日を浴びゐし島の野水仙
孫どものバレインタインの日の多弁 野田ゆたか
下萌の支える塔の五重かな
柊を挿して見えざる鬼払ふ
選句は、作者別に絶対評価を行い各3句以内を抽出して
入会日順に掲示をしています。
出句者間の相対評価は行っていません。
平成15年2月 インターネット清月俳句会作品集 主宰 野田ゆたか。猫の恋の俳句 追ひかけて追われて奔る猫の恋 安田か代。雪降るの俳句 深として雪降るばかりとめどなく 安田か代。春風邪の俳句 油断してつひに拗らす春の風邪 安田か代。水仙の俳句 日溜りに水仙の花命ふくらます 大西ひろし。蝋梅の俳句 蝋梅を見て実生にと実をもらう 大西ひろし。椿の俳句 一輪の乙女椿を身ほとりに 大西ひろし。読初の俳句 読初は今年も聖書から選ぶ 堤 二青。寒稽古の俳句 老いてなほ初心忘れず寒稽古 堤 二青。寒椿の俳句 悲しみを口には出さず寒椿 堤 二青。浮寝鴨の俳句 さざ波の流るるままに鴨浮寝 長嶺 勇。柳の俳句 揺れるたび色失せにけり糸柳 長嶺 勇。野水仙の俳句 朝の日を浴びゐし島の野水仙 長嶺 勇。バレインタインの俳句 孫どものバレインタインの日の多弁 野田ゆたか。下萌えの俳句 下萌の支える塔の五重かな 野田ゆたか。柊挿すの俳句 柊を挿して見えざる鬼払ふ 野田ゆたか。Hp管理人 野田ゆたか。