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[季題] 仲秋(9月)         天文季題

[季題] 野分(のわき)

[副題] 野わけ(のわけ)  野分後(のわきあと)
 

        副題『野分後』の例句へ
 

 秋の暴風のことで野の草を吹き分けるほどの強い風という意。
 
 特に210日・220日前後には台風の余波や猛烈な暴風が襲ってくることが多い。
 
 野分のあとは草がなぎ倒されたり庭にものが飛び散ったりと荒々しい景を呈するが古来それもまた風情あるものとして受けとめてきた。
 
 夜のうちに野分が去ったときなどことさら朝の晴ればれとした気分を感じさせる。
 
 野分あとの空は澄んで青く美しい。 
野分の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編 仲秋(9月)の俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句など有季定形・伝統的俳句から抽出しています。編纂者は、大阪清月庵主 清月俳句会主宰の野田ゆたかです。[季節] 仲秋(9月)天文季題[季題] 野分(のわき)[副題] 野わけ(のわけ)野分後(のわきあと)▼副題『野分後』の例句ページへ リンク秋の暴風のことで野の草を吹き分けるほどの強い風という意。特に210日・220日前後には台風の余波や猛烈な暴風が襲ってくることが多い。野分のあとは草がなぎ倒されたり庭にものが飛び散ったりと荒々しい景を呈するが古来それもまた風情あるものとして受けとめてきた。夜のうちに野分が去ったときなどことさら朝の晴ればれとした気分を感じさせる。野分あとの空は澄んで青く美しい。<例句>/野分の俳句 吹とばす石はあさまの野分哉 松尾芭蕉/野分の俳句 真珠の江に野分濁りの波高し 岡村紀洋/野分の俳句 悪さする猿も出て来る野分かな 古川春美/野分の俳句 一点を目指して速し野分雲  駒田暉風/野分の俳句 大土佐の潮の底鳴る野分かな 小笠原ひろみ/野分の俳句 タ野分馬糞転がる北の涯 三浦光芳/野分の俳句 草草に居丈だけなる野分かな 野田ゆたか