09-b-02
007.gif
[季節] 仲秋を主に三秋(9月を主に8月から10月)天文季題

[季題] (きり)

[副題] 朝霧(あさぎり)   夕霧(ゆふぎり/ゆうぎり)

    夜霧(よぎり)    川霧(かはぎり/かわぎり)

    濃霧(のうむ)    海霧(がす)
 
 
    副題『朝霧』の例句へ 副題『海霧』の例句へ
 
 
 霧・霞ともに水蒸気が地表や水面の近くで凝結し微少な水滴となって大気中に浮遊し煙のように見えるものをいう。
 
 気象現象としては同じであることから平安時代ころまではその区別がなかったという。
 
 その後いつからか区別が生れ俳人歌人は「霞は春のもの」「霧は秋のもの」として用い分けるようになった。
▼次へ
▼次へ
先頭へ
先頭へ
▼次へ
▼次へ
▲上へ
▲上へ
先頭へ
先頭へ
▼次へ
▼次へ
▲上へ
▲上へ
先頭へ
先頭へ
霧の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編 仲秋(9月)の俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句など有季定形・伝統的俳句から抽出しています。編纂者は、大阪清月庵主 清月俳句会主宰の野田ゆたかです。[季節] 仲秋を主に三秋(9月を主に8月から10月)天文季題[季題] 霧(きり)[副題] 朝霧(あさぎり)夕霧(ゆふぎり/ゆうぎり)夜霧(よぎり)川霧(かはぎり/かわぎり)濃霧(のうむ)海霧(がす)副題『朝霧』の例句ページへ リンク▼副題『海霧』の例句ページへ リンク霧・霞ともに水蒸気が地表や水面の近くで凝結し微少な水滴となって大気中に浮遊し煙のように見えるものをいう。気象現象としては同じであることから平安時代ころまではその区別がなかったという。その後いつからか区別が生れ俳人歌人は「霞は春のもの」「霧は秋のもの」として用い分けるようになった。<例句>/霧の俳句 霧しぐれ富士をみぬ日ぞ面白き 松尾芭蕉/霧の俳句 白樺を流るる霧の音に覚む 舘野翔鶴/霧の俳句 霧払ひ全容正す男山 村上唯志/霧の俳句 ゴンドラの視界を奪ふ霧の海 西村舟津/霧の俳句 温泉煙と霧の溶け合ふ峡の宿 姉歯義ひろ/霧の俳句 ランプ提げ霧の岩風呂案内さる 西ア佐知/霧の俳句 見通せぬ霧の大橋渡りをり 西川寿賀子/霧の俳句 見てる間に霧の手中に落ちし城 門田窓城/霧の俳句 始発待つ村のバス停霧の中 高橋泉也/霧の俳句 川霧の名所や赤き橋一つ 林 雄次郎/霧の俳句 霧荒ぶ岬に鉄幹晶子歌碑 稲福昌一/霧の俳句 逆巻きてまことすさまじ霧地獄 森本恭生/霧の俳句 霧湧きて山頂湖を閉ざしゆく 加藤美津子/霧の俳句 霧湧きて忽ち八鬼の嶮隠す 若林柾矢/霧の俳句 釣人の声行き来する霧の中 三村長閑/霧の俳句 霧晴れて蔵王一瞬青き釜 嶋 きさ子/霧の俳句 霧走る山ふところの磨崖仏 布野 壽/霧の俳句 是よりは女人結界霧の山 池田幸恵/霧の俳句 御岳の霧の降りくる蕎麦屋かな 石崎そうびん/霧の俳句 この辺り分水嶺や霧早し 土屋 勝/霧の俳句 山の霧晴れて目に入る五色沼 加藤哲夫/霧の俳句 登り来て遥か稜線霧に浮く 岸野幸子/霧の俳句 足早に霧流れ行く峡の里 岩間れい子/霧の俳句 霧の中より鳩の鈴ころげ来し 橋本照子/霧の俳句 白樺の林を霧の流る里 佐藤美和子/霧の俳句 百年の霧笛終焉釧路かな 三浦光芳/霧の俳句 雨霧れて月洗はれし空をゆく 山口丘刀/霧の俳句 霧流れ御岳山の見へ隠れ 松阪久美子/霧の俳句 外湯よリ霧の民宿又衛門 加納俊男/霧の俳句 六甲に霧湧く渓を眼下にす 上野和子/霧の俳句 霧晴れて吊橋現るる城ヶ崎 杉山春萌/霧の俳句 一瞬にケルン奪ひて霧流る 西岡甲子/霧の俳句 命綱霧湿りする行者道 川上真太郎/霧の俳句 雨つづく山々霧に包まれて 大場比奈子/霧の俳句 雨霧の千体地蔵千の顔 池下よし子/霧の俳句 峯に霧押し上げ棚田晴れにけり 竹中三津子/霧の俳句 アルプスの峰駈け下る霧襖 中村妙子/霧の俳句 山里に霧の残せし雫とも 津田喜美/霧の俳句 霧こめて夜明けのおそき峡の宿 辻多津子/霧の俳句 霧の牧牛の集まる塩くれ場 田川栄/霧の俳句 霧雨に燭の細りし岩祠 東 嘉子/霧の俳句 霧深し蔵王山頂視界ゼロ 八巻年子/霧の俳句 渋滞は峠の霧と気付くまで 野田ゆたか